鉄骨住宅の2大メーカーとして比較されることの多いヘーベルハウスと積水ハウス。住まぽちの相談でも「この2社で迷っている」という相談は鉄骨比較カテゴリの約42%を占めています。
どちらも鉄骨造・高耐久・高価格帯。似ているようで、外壁の素材・メンテナンスサイクル・設計思想に大きな違いがあります。この記事では、両社で迷った人が最終的に何を決め手にしたのかを含めて比較します。
ヘーベルハウス 積水ハウス 迷う人が比較すべき5項目
| 比較項目 | ヘーベルハウス | 積水ハウス |
|---|---|---|
| 外壁素材 | ALCコンクリート(ヘーベル板) | ダインコンクリート/ベルバーン |
| 外壁メンテナンス周期 | 30年目安(塗装) | 30年目安(シーリング+塗装) |
| 構造 | 重量鉄骨(3階以上)/ 軽量鉄骨 | 軽量鉄骨 / 木造(シャーウッド) |
| 断熱材 | ネオマフォーム(外張り断熱) | グラスウール(充填断熱) |
| 坪単価目安 | 85〜105万円 | 80〜100万円 |
ヘーベル 積水 外壁 比較|ALC vs ダインコンクリート
この2社の最大の違いは外壁です。外壁は家の「顔」であり、メンテナンス費用にも直結するため、ここを深掘りします。
ヘーベルハウスのALC板(ヘーベル板)
ALCは軽量気泡コンクリート。軽くて断熱性があり、耐火性能も高い素材です。
- 厚さ75mm(一般的なサイディングの約5倍)
- 耐火等級4(最高等級)
- 防水塗装の塗り替えが約30年周期
- 目地のシーリングは約15年で打ち替え推奨
弱点は素材自体に防水性がないこと。表面塗装が劣化すると吸水して凍害や内部劣化のリスクがあります。塗装メンテナンスを怠ると寿命が大きく縮むので、ヘーベルハウスの60年点検システムに乗ることが前提です。
積水ハウスのダインコンクリート
積水ハウス独自の外壁材で、重厚感のある質感が特徴。
- 厚さ約60mm
- 焼付塗装「タフクリア30」で30年塗り替え不要
- デザインパターンが豊富(石目調・タイル調など)
- 重量があるため、構造体で支える必要がある
弱点は重いこと。外壁が重いぶん、大開口の制約がヘーベルハウスより大きくなる場合があります。
ヘーベルハウスと積水ハウスの設計思想の違い
ヘーベルハウスは「構造を見せる」設計
ヘーベルハウスの外観はシンプルなキューブ型が多く、ALC板の直線的なデザインを活かした設計が得意。内装もコンクリート調のインダストリアルな雰囲気を好む方に人気があります。
間取りの自由度は高く、特に重量鉄骨タイプなら柱間スパン最大約8mの大空間が可能です。
積水ハウスは「デザイン性」で勝負
積水ハウスはデザインのバリエーションが圧倒的。鉄骨のISシリーズから木造のシャーウッドまで選択肢が広く、外壁もダインコンクリート・ベルバーン・エコルデックと3種類から選べます。
「他の家と被りたくない」「デザインにこだわりたい」という方は積水ハウスに惹かれる傾向があります。詳しくは積水ハウスで建てた人に聞いたをどうぞ。
住まぽちデータ:決め手ランキング
ヘーベルハウスを選んだ人の決め手TOP3
- 耐火・耐震性能への安心感(46%)
- 60年点検システムの手厚さ(28%)
- ALCの質感・外観(16%)
積水ハウスを選んだ人の決め手TOP3
- デザインの豊富さ(38%)
- 営業・設計士の対応力(27%)
- 外壁の高級感(22%)
価格差はどれくらい?30坪の総額比較
住まぽちの相談実績から、30坪の総額目安を比較します。
| 費目 | ヘーベルハウス | 積水ハウス(IS) |
|---|---|---|
| 本体価格 | 2,550〜3,150万円 | 2,400〜3,000万円 |
| 付帯工事・諸費用 | 400〜500万円 | 400〜500万円 |
| オプション | 100〜250万円 | 150〜300万円 |
| 総額目安 | 3,050〜3,900万円 | 2,950〜3,800万円 |
ヘーベルハウスのほうが若干高めですが、大きな差ではありません。むしろメンテナンスの生涯コストを含めるとほぼ同等という見方もあります。
ヘーベルハウスと積水ハウス、どちらが自分に合う?住まぽちなら両社のプランを同時に比較できます。
LINEで無料相談するヘーベルハウスと積水ハウス、こんな人にはこっち
- 防災・耐火を最優先する方→ヘーベルハウス(ALCの耐火性能は業界トップ)
- デザインにこだわりたい方→積水ハウス(外壁・内装の選択肢が豊富)
- 3階建てを検討している方→ヘーベルハウス(重量鉄骨が得意)
- 木の温もりも捨てがたい方→積水ハウス(シャーウッドという木造の選択肢がある)
ダイワハウスとの比較も気になる方はダイワハウスxevoΣの評判やダイワハウスとヘーベルハウスの比較も参考にしてください。
ハウスメーカー選びに疲れてしまった方は家づくりに疲れた人へもどうぞ。
ヘーベルハウスと積水ハウス、耐震性能はどっちが上?
どちらも耐震等級3を標準取得しています。構造的な耐震性能は互角ですが、ヘーベルハウスはALCの耐火性能で防災面に強みがあります。
ヘーベルハウスのALCは本当に60年もつ?
ALC自体の耐用年数は60年以上とされていますが、防水塗装やシーリングの定期メンテナンスが前提です。メンテナンスを怠ると寿命は大幅に縮みます。
積水ハウスのダインコンクリートは30年ノーメンテ?
タフクリア30の塗装は30年間塗り替え不要とされていますが、シーリング(目地)は15年前後で劣化する可能性があります。完全にノーメンテではありません。
両社とも値引きはある?
どちらも見積もりからの値引きは一般的ですが、大幅な値引きは期待しにくいです。決算期(3月・9月)はキャンペーンが出やすい傾向があります。
ヘーベルハウスと積水ハウス、断熱性能はどっちが上?
ヘーベルハウスはネオマフォーム(外張り断熱)、積水ハウスはグラスウール(充填断熱)。UA値で比較するとヘーベルハウスのほうがやや優位ですが、体感差は小さいです。
積水ハウスのシャーウッドとの比較は?
シャーウッドは木造なので、鉄骨のヘーベルハウスとは構造が根本的に異なります。木の温もりを重視するならシャーウッド、耐火性・耐久性を重視するならヘーベルハウスが向いています。
ヘーベルハウスは寒いって本当?
以前のモデルは断熱性能が低いという声もありましたが、現行モデルはネオマフォーム断熱で大幅に改善されています。UA値0.6前後で、省エネ基準はクリアしています。












