クレバリーホームで検討を始めてから「実はフランチャイズらしい」と知り、不安になっていませんか。結論から言うと、クレバリーホームは新昭和グループの本部が商品・構法を開発し、施工は地域の加盟店(工務店)が担うフランチャイズ方式です。構法やタイル外壁などの仕様は全国共通ですが、施工品質と対応力は加盟店ごとに差が出るのが実態。この記事では仕組みと加盟店の見極め方を整理します。
クレバリーホームのフランチャイズの仕組み

クレバリーホームは1998年にフランチャイズ展開を開始し、全国に約150店舗を展開する住宅FCブランドです。運営会社の株式会社クレバリーホームは、注文住宅大手の新昭和グループに属しています。
本部と加盟店の役割分担
本部が担うのは、商品企画・構法開発・資材の共同調達・広告宣伝・加盟店への技術指導です。一方、実際にお客様と契約を結び、設計・施工・アフターを行うのは各地域の加盟店。つまり契約相手はクレバリーホーム本部ではなく、地元の工務店(加盟店)になります。
| 項目 | 本部(新昭和グループ) | 加盟店(地域工務店) |
|---|---|---|
| 商品・構法の開発 | ○ | − |
| 資材調達・供給 | ○(スケールメリット) | − |
| 契約・見積もり | − | ○ |
| 設計・施工 | −(技術指導のみ) | ○ |
| アフターサービス | − | ○ |
1エリア1加盟店ルール
クレバリーホームは原則として1つのエリアに1つの加盟店だけを置く方式を採っています。加盟店同士の顧客の奪い合いが起きにくい半面、検討者側は「加盟店を選べない」ケースが多いということでもあります。だからこそ、担当エリアの加盟店の実力を個別に確認する姿勢が欠かせません。
フランチャイズだと品質は落ちる?よくある誤解

「FC=品質が不安」と考える人は多いですが、これは半分誤解です。構造や主要仕様は本部が定めており、どの加盟店で建てても共通だからです。
全国共通の仕様(加盟店による差が出にくい部分)
- プレミアム・ハイブリッド構法(通し柱を多用するSPG構造+モノコック構造)
- 耐震等級3に対応する構造設計
- 標準仕様のオリジナル外壁タイル「クレタイル」
- 坪単価の目安は約55〜90万円のミドル価格帯
一方で、現場の施工精度・現場監督の管理力・営業や設計の提案力・引き渡し後の対応スピードは、加盟店の体制次第です。一般には「大手直営なら安心」と思われがちですが、実際は直営メーカーでも施工は下請け工務店が担うことがほとんど。「誰が現場を管理するか」で品質が決まる構図はFCも直営も同じです。FCだから危険なのではなく、確認せずに契約することが危険なのです。
住まぽちアドバイザーの所感
クレバリーホームは、通し柱を多用するSPGモノコック構造を組み合わせたプレミアム・ハイブリッド構法で、地震に強い家づくりが持ち味です。標準のクレタイルは意匠性が高く、塗り替えメンテナンスの負担を抑えられる点も魅力。耐震性と外壁の維持費を重視する方には有力な選択肢ですが、FC方式ゆえに加盟店の見極めはセットで考えたいところです。
加盟店の当たり外れは本当にある?建てた人の声

実際の体験談を見ると、同じブランドでも満足度に幅があることがわかります。
両者の差は商品ではなく、加盟店の人員体制と管理力の差です。「クレバリーホームだから良い・悪い」ではなく、「その加盟店がどうか」を見る必要があります。実際に契約をやめた人の理由はクレバリーホームをやめた理由|FC加盟店の品質差と潰れたリスクで詳しく解説しています。
失敗しない加盟店(工務店)の見極め方7つ

担当エリアの加盟店が信頼できるかは、次の7点でチェックできます。
会社の足腰を確認する4項目
まず会社そのものの安定性です。
- 1. 経営年数と施工実績:加盟前から地元で長く工務店を営んでいるか。年間施工棟数も聞きましょう。
- 2. 建設業許可・保険加入:住宅瑕疵担保責任保険の加入は法律上の義務。完成保証制度の有無は加盟店ごとに違うため必ず確認を。
- 3. 自社の施工体制:現場監督1人あたりの担当棟数が多すぎないか。目安として同時期10棟超の掛け持ちは注意信号です。
- 4. アフター窓口の実態:定期点検のスケジュールと、不具合時の連絡先が明文化されているか。
打ち合わせで見抜く3項目
- 5. 見積もりの内訳が細かいか:本体工事費・付帯工事費・提案工事費・諸費用の4分類で説明できる会社は誠実です。「一式」表記が多い見積もりは要注意。
- 6. デメリットも話すか:クレタイルの重さや間取りの制約など、不利な情報も説明してくれるか。
- 7. 建築中の現場を見せてくれるか:完成見学会だけでなく構造見学会に応じる会社は、現場に自信がある証拠です。
ポイント:加盟店の力量チェックは、実は他メーカー比較よりも大事な工程です。ハウスメーカーと工務店の構造的な違いはハウスメーカーと工務店の違いを徹底比較も参考になります。
「うちのエリアの加盟店って実際どうなの?」という個別の疑問こそ、第三者に聞くのが早道です。住まぽちならLINEだけで、しつこい営業なしに中立的なアドバイスを受けられます。
LINEで無料相談する加盟店が倒産したらどうなる?保証の考え方

FCで最も心配されるのが「契約先の工務店が倒産したら」という点です。整理すると次のようになります。
まず、新築住宅には住宅瑕疵担保履行法により、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について10年間の瑕疵担保責任保険への加入(または供託)が義務付けられています。加盟店が倒産しても、この保険法人への直接請求で補修費用がカバーされる仕組みは法律で守られています。
注意:一方で、建築途中の倒産に備える「完成保証」や、10年を超える長期保証・定期点検は加盟店ごとに扱いが異なります。契約前に「完成保証の有無」「倒産時に近隣加盟店へ引き継ぐ体制があるか」を書面で確認しましょう。口頭説明だけで済ませないことが大切です。
保証・点検の費用感はクレバリーホームの10年点検・定期点検の費用で詳しくまとめています。
FCならではのメリットも大きい

不安面ばかり語られがちですが、FC方式には価格面の合理性があります。本部が資材を一括調達するため、地場工務店が単独で仕入れるよりタイル外壁などを安く採用できるのです。総タイル外壁を坪55〜90万円程度で実現できるのは、この仕組みの恩恵。大手直営メーカーで同等の外壁仕様を選ぶと坪単価が跳ね上がるケースが目立ちます。
費用の詳細はクレバリーホームの坪単価は?30坪35坪の総額とタイルのコスパを、タイル外壁の実力はクレバリーホームのタイル外壁は本当にいい?評判と耐久性の実態をご覧ください。
よくある質問
Q. クレバリーホームはどこの会社が運営していますか?
A. 株式会社クレバリーホームが本部として運営し、注文住宅大手の新昭和グループに属しています。1998年にFC展開を開始し、全国に約150店舗を展開しています。実際の契約・施工は各地域の加盟店が行います。
Q. 加盟店は自分で選べますか?
A. 原則1エリア1加盟店制のため、お住まいの地域では選択肢が1社に限られるのが一般的です。エリア境界付近なら隣接エリアの加盟店に相談できる場合もあるので、展示場や本部窓口で確認してみましょう。
Q. どの加盟店で建てても家の性能は同じですか?
A. 構法・耐震等級3対応・クレタイルなどの仕様は全国共通です。ただし施工精度や現場管理、アフター対応は加盟店の体制に左右されます。構造見学会への参加や施工中現場の見学で確認するのがおすすめです。
Q. 加盟店が倒産したら保証はどうなりますか?
A. 構造・防水の10年保証は瑕疵担保責任保険で法的に守られ、保険法人へ直接請求できます。建築途中の倒産に備える完成保証や長期点検の引き継ぎは加盟店ごとに異なるため、契約前に書面で確認してください。
Q. フランチャイズの加盟店と直営店では価格が違いますか?
A. 商品価格の基準は共通ですが、付帯工事費や提案工事の単価、値引きの裁量は加盟店ごとに差があります。同じ30坪でも総額で数十万円単位の差が出ることがあるため、見積もりは内訳まで細かく確認しましょう。
Q. クレバリーホームの評判は加盟店の口コミを見ればわかりますか?
A. ネット上の口コミは全国の加盟店の評判が混在しているため、そのまま自分のエリアに当てはめるのは危険です。「地域名+クレバリーホーム」で運営会社を特定し、その工務店自体の評判と施工実績を調べるのが正確です。
まとめ
- クレバリーホームは新昭和グループ本部+地域加盟店のフランチャイズ方式
- 構法・クレタイル・耐震等級3対応など仕様は全国共通
- 施工品質とアフターは加盟店次第。当たり外れは「会社の体制差」
- 経営年数・施工体制・見積もりの内訳・構造見学会の可否で見極める
- 瑕疵保険は法律で守られるが、完成保証は加盟店ごとに要確認


















