クレバリーホームは「タイル外壁が標準」で知られるフランチャイズ系ハウスメーカー。外壁のメンテナンス費用を抑えたい人にとって、30年で100万円以上の差がつく選択肢だ。
ただし、FC(フランチャイズ)制のため施工品質のばらつきが気になるところ。住まぽちの相談データと建てた方の声をもとに、リアルな評判をまとめた。
クレバリーホームの特徴|タイル外壁×ローコスト
クレバリーホームを選ぶ最大の理由は「タイル外壁が坪50〜80万円で手に入る」点。
タイル外壁のメリット
- 塗り替え不要: サイディング外壁は15年で塗り替え(100〜150万円)が必要だが、タイルは不要
- 耐久性: 30年以上の耐久性。色褪せ・劣化が極めて少ない
- 30年間のメンテナンス費用差: サイディングと比べて100〜200万円の節約
- 見た目の高級感: タイルの質感は高価格帯メーカーに匹敵
住まぽちの相談者で「外壁のメンテナンスコストを減らしたい」という方には、クレバリーホームとパナソニックホームズ(キラテックタイル)が候補に挙がる。
建てた人に聞いた|クレバリーホームの良かった点4つ
1. タイル外壁が標準でコスパが良い
他社でタイル外壁にすると、オプション追加で100〜200万円かかる。クレバリーホームは標準仕様にタイルが含まれているため、追加費用なしでタイルの家が建てられる。
2. 坪単価が抑えめ
坪単価50〜80万円。タイル外壁込みでこの価格帯は、大手では唯一と言っていい。
3. 間取りの自由度が高い
FC制のため、各加盟店の設計士が地域の気候や土地条件に合わせた提案をしてくれる。画一的な間取りではなく、柔軟な対応が可能。
4. 耐震等級3が取得可能
プレミアム・ハイブリッド構法を採用し、耐震等級3の取得が可能。ローコスト帯でありながら耐震性能は確保されている。
建てた人が感じたデメリット・注意点4つ
1. FC制による品質のばらつき
クレバリーホーム最大の注意点。全国約170店の加盟店があるが、施工品質・営業対応は店舗によって大きく異なる。
住まぽちへの相談でも「素晴らしい対応だった」と「対応が雑だった」の両極端な声がある。契約前に、自分のエリアの加盟店の施工実績や口コミを必ず調べること。
加盟店の対応が最悪だった。図面の変更を3回依頼しても反映されず、「言った・言わない」のトラブルに。結局、別のエリアの加盟店に相談したら、そちらは丁寧で図面も正確だった。同じクレバリーホームでもこんなに違うのかと驚いた。
Bさん(40代・群馬県・30坪)
2. 断熱性能は標準的
UA値は0.6前後が標準。一条工務店(0.25)やスウェーデンハウス(0.36)と比べると見劣りする。寒冷地ではオプションで断熱強化が必要。
3. アフターサービスは加盟店次第
保証やアフター対応も加盟店が窓口になる。加盟店が撤退・倒産した場合のリスクは、直営メーカーにはないFC制特有の問題だ。
4. ブランド力は弱い
「クレバリーホームで建てた」と言っても、周囲の認知度は大手に比べて低い。資産価値や売却時の評価に影響する可能性がある。
クレバリーホームの見積もり内訳|30坪でいくらかかる?
住まぽちに届いた実際の見積もりデータをもとに、費用の内訳を解説する。「坪単価50万円台」というネット情報だけで判断すると、実際の総額とギャップが生じやすい。
| 項目 | CXシリーズ(30坪) | Vシリーズ(30坪) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 本体工事費 | 1,500〜1,800万円 | 1,800〜2,100万円 | タイル外壁込み |
| 付帯工事費 | 250〜350万円 | 280〜380万円 | 仮設・地盤改良含む |
| 諸費用 | 150〜200万円 | 160〜220万円 | 登記・ローン手数料等 |
| オプション | 50〜150万円 | 30〜100万円 | Vは標準が充実 |
| 外構工事 | 100〜250万円 | 100〜250万円 | 別途契約 |
| 総額目安 | 2,050〜2,750万円 | 2,370〜3,050万円 | 土地代別 |
注意:クレバリーホームの坪単価は「本体工事費÷延床面積」で算出される。付帯工事費・諸費用・外構を含めると、坪単価50万円の商品でも総額は30坪で2,000万円を超える。「坪単価×坪数」だけで予算を組むと、300〜500万円の予算オーバーになりがちだ。
クレバリーホームが向いている人・向いていない人
向いている人
- タイル外壁でメンテナンス費用を抑えたい人
- 坪単価50〜80万円の予算帯で建てたい人
- 30年のトータルコストを重視する人
- 自分でFC加盟店の評判を調べるのが苦にならない人
向いていない人
- FC制の品質ばらつきが不安な人 → 直営メーカーを検討
- 高断熱・高気密を求める人 → 一条工務店を検討
- ブランド力を重視する人 → 大手メーカーを検討
- アフター保証の安定を最優先する人 → 大手直営メーカーが安心
タイル外壁の30年メンテナンスコスト比較
| 外壁の種類 | 初期費用差 | 15年目 | 30年目 | 30年トータル |
|---|---|---|---|---|
| タイル(クレバリー標準) | 0円 | シーリング補修10万円 | シーリング補修10万円 | 約20万円 |
| サイディング | 0円 | 塗り替え100〜150万円 | 塗り替え100〜150万円 | 200〜300万円 |
| 差額 | 180〜280万円 |
プロの視点:タイル外壁の「メンテナンスフリー」は少し誇張されている。タイル自体は30年以上もつが、タイルの目地(シーリング)は10〜15年で劣化する。シーリングの打ち直しは1回10〜15万円程度。また、タイルが剥がれるリスクもゼロではなく、特にFC制の施工品質に依存する部分が大きい。施工不良でタイルが浮いてきた場合、補修費用は30〜50万円かかるケースもある。
FC加盟店の選び方|失敗しないための5つのチェックポイント
クレバリーホームで後悔する人の大半は「加盟店選びの失敗」が原因。以下の5つを事前に確認すべきだ。
- 年間施工棟数:年10棟以上が目安。少なすぎると経験不足、多すぎると1件あたりの管理が薄くなる
- Google口コミ:星3.5以上、かつレビュー数10件以上が安心ライン
- 完成見学会の仕上がり:壁紙の継ぎ目、建具の建て付け、タイルの目地の均一さをチェック
- 営業担当者の対応:質問への回答が具体的か、見積もりの変更に柔軟に対応するか
- アフターサービス体制:定期点検のスケジュールと連絡方法を事前に確認
家を建てる前に加盟店の口コミを徹底的に調べた。Googleで星4.2、施工実績年12棟のお店を選んだら、大正解。現場監督がこまめに写真を送ってくれたし、引き渡し後も1年点検で気になる点を全部直してくれた。クレバリーホームに限らずFC系は「店選びが9割」だと思う。
Dさん(30代・静岡県・36坪・総額2,780万円)
クレバリーホームと同価格帯メーカーの比較
タイル外壁にこだわるか、他の性能を優先するかで選択肢が変わる。
| メーカー | 坪単価 | 外壁 | UA値 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| クレバリーホーム | 50〜80万円 | タイル(標準) | 0.6前後 | タイルのコスパ最強 |
| アイ工務店 | 55〜75万円 | サイディング | 0.4〜0.5 | 間取り自由度◎ |
| タマホーム | 45〜65万円 | サイディング | 0.55〜0.65 | コスパ重視 |
| パナソニックホームズ | 70〜95万円 | キラテックタイル | 0.5前後 | 大手のタイル |
| 一条工務店 | 60〜80万円 | ハイドロテクトタイル | 0.25 | 断熱トップ |
住まぽちの相談傾向:クレバリーホームの検討者が比較するメーカーの1位はアイ工務店(28%)、2位はタマホーム(22%)、3位は一条工務店(18%)。「タイル外壁は譲れないが断熱も欲しい」という人には一条工務店のハイドロテクトタイルが最大のライバルになる。
クレバリーホームのタイル外壁、他社と比較してみませんか?あなたのエリアの加盟店の評判も含めてアドバイスします。
LINEで無料相談するよくある質問
クレバリーホームのタイル外壁は本当にメンテナンス不要?
塗り替えは不要だが、目地のシーリング補修は15年程度で必要。費用は10万円前後で、サイディングの塗り替え(100〜150万円)と比べると大幅に安い。「完全にゼロ」ではないことは理解しておくべきだ。
クレバリーホームの坪単価はいくら?
CXシリーズで50〜60万円、Vシリーズで60〜80万円が目安。ただしこれは本体工事費のみの坪単価で、付帯工事費や諸費用を含めると総額はプラス300〜500万円になる。
FC制のリスクはどの程度?
施工品質と営業対応が加盟店によって大きく異なる。契約前に自分のエリアの加盟店の実績・口コミを確認すること。加盟店の撤退リスクも考慮が必要で、特に小規模な加盟店は注意が必要。
クレバリーホームの断熱性能は十分?
UA値0.6前後が標準で、省エネ基準はクリアしている。ただし一条工務店やスウェーデンハウスと比べると劣る。寒冷地ではオプション強化(+20〜50万円)を検討した方がいい。
クレバリーホームの保証期間は何年?
初期保証10年。有償メンテナンスで延長可能だが、延長の条件や費用は加盟店によって異なる場合がある。大手直営メーカー(積水ハウス30年、一条工務店30年)と比べると短い。
タイルが剥がれることはある?
施工が適切であれば剥がれのリスクは低い。ただしFC制のため施工品質に依存する部分がある。万が一剥がれた場合の補修費用は1箇所5〜10万円程度。引き渡し後にタイルの浮きがないかチェックすること。
クレバリーホームで値引き交渉はできる?
FC制のため加盟店の裁量が大きく、値引き幅は店舗によって異なる。住まぽちのデータでは3〜8%の値引きが一般的。他社の見積もりを持参すると交渉しやすい。
















