ダイワハウスの主力商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」は、独自のエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST(ディーネクスト)」を搭載しています。しかし、「本当に地震に強いのか?」「実際に被害に遭った人の口コミが知りたい」という声は少なくありません。
住まぽちにも「ダイワハウスの耐震性能は積水ハウスやヘーベルハウスと比べてどうなのか」という質問が月に12件ほど届いています。この記事では、xevoΣの耐震性能を構造・実績・口コミの3つの角度から検証します。
ダイワハウスxevoΣのエネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST」とは

xevoΣの耐震性能の核となるのが「D-NΣQST(ディーネクスト)」と呼ばれるエネルギー吸収型耐力壁です。
D-NΣQSTの仕組み
- 地震の揺れを「Σ型デバイス」で吸収し、建物の変形を抑える
- 震度7クラスの地震を4回連続で受けても、耐力壁の交換が不要(ダイワハウスの実大実験による)
- 繰り返しの地震に対して性能が維持される「復元力」が特徴
通常の耐力壁は大地震後に変形が残り、交換が必要になるケースがあります。D-NΣQSTは「揺れた後に元の位置に戻る」復元力を持っており、繰り返しの余震にも対応できる設計です。
D-NΣQSTは「耐震」と「制震」の機能を1つの壁に統合した装置です。他社メーカーが柱と梁の接合部にダンパーを付けるのに対し、ダイワハウスは壁そのものがエネルギーを吸収する仕組みを採用しています。
ダイワハウスは地震被害が少ない?オーナーの口コミと実績

ダイワハウスが公表している過去の地震での実績です。
- 阪神・淡路大震災(1995年):全壊ゼロ(軽微な損傷あり)
- 東日本大震災(2011年):津波被害を除き、構造体の倒壊ゼロ
- 熊本地震(2016年):xevoΣの構造体被害ゼロ
- 能登半島地震(2024年):構造体の倒壊報告なし
住まぽちがダイワハウスオーナー52名に実施した調査の結果です。震度5弱以上を経験した18名の回答をまとめました。
| 被害レベル | 回答数 | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 構造体の問題なし | 18名 | — |
| 内装の軽微な損傷 | 4名 | クロスのひび割れ、ドアの建付け不良 |
| 外構の損傷 | 3名 | ブロック塀のひび、カーポートのずれ |
| 設備の不具合 | 2名 | 給湯器の接続部からの水漏れ |
構造体の被害はゼロですが、内装や外構の軽微な損傷は一定数報告されています。これは他の大手メーカーでも同様の傾向で、建物本体の強度とは別の問題です。
xevoΣと他のダイワハウス商品の耐震性能の違い

ダイワハウスには複数の商品ラインがありますが、耐震性能はグレードによって異なります。
| 商品 | 構造 | 制震装置 | 耐震等級 |
|---|---|---|---|
| xevoΣ | 鉄骨軸組 | D-NΣQST(標準) | 3 |
| xevoΣ PREMIUM | 鉄骨軸組 | D-NΣQST(標準) | 3 |
| xevo GranWood | 木造 | グランデバイス | 3 |
| Lifegenie | 鉄骨 | D-NΣQST(標準) | 3 |
いずれも耐震等級3に対応していますが、木造のGranWoodとxevoΣでは制震の仕組みが異なる点に注意してください。
ダイワハウスと他社メーカーの耐震性能を比較

| メーカー | 制震装置の特徴 | 実大実験の条件 | 繰り返し地震への対応 |
|---|---|---|---|
| ダイワハウス | 壁一体型(D-NΣQST) | 震度7×4回連続 | 交換不要 |
| 積水ハウス | 接合部型(シーカス) | 震度7クラス繰り返し | 性能維持 |
| ヘーベルハウス | 接合部型 | 震度7相当 | 性能維持 |
| 一条工務店 | なし(耐震特化) | 震度7相当 | 構造体で耐える |
各社とも実大実験で震度7に耐える性能を実証していますが、ダイワハウスは「4回連続の震度7で交換不要」という点をアピールしています。実際の使用環境での差は測定が難しいものの、繰り返しの地震への安心感は一つの判断材料です。
xevoΣの耐震で知っておくべき注意点

①太陽光パネルの重量
大容量の太陽光パネルを搭載すると屋根の重量が増え、耐震設計に影響する可能性があります。ダイワハウスの設計では太陽光込みで耐震等級3を確保していますが、後付けの場合は確認が必要です。
②間取りによる耐力壁の配置
大開口や大空間を求めると、耐力壁(D-NΣQST)の配置に制約が出ます。「20畳以上のLDK+大開口の窓」を希望する場合は、耐震性能とのバランスを設計士と相談してください。
③地盤の重要性
いくら建物が強くても、地盤が弱ければ不同沈下(傾き)のリスクがあります。ダイワハウスでは地盤調査を実施し、必要に応じて地盤改良を行いますが、費用が50〜150万円かかるケースもあります。
耐震性能はメーカーのカタログスペックだけで比較しないでください。実際の耐震性能は「構造×間取り×地盤×施工品質」の掛け算です。どのメーカーを選んでも、地盤と間取りの相性を確認することが最も重要です。
ダイワハウスの耐震性能や他社との比較について、もっと詳しく知りたい方はご相談ください。
LINEで無料相談するよくある質問(FAQ)

ダイワハウスxevoΣの耐震等級は3ですか?
はい、xevoΣは耐震等級3が標準仕様です。間取りによっては等級3を維持するための制約が出る場合がありますが、基本的には追加費用なしで最高等級を取得できます。
D-NΣQSTは何年持ちますか?交換は必要ですか?
ダイワハウスの実験では、繰り返しの地震後も交換不要とされています。経年劣化についても耐久性試験で長期間の性能維持が確認されています。
ダイワハウスで地震保険料は安くなりますか?
耐震等級3により地震保険料が50%割引になります。年間で数万円の節約になります。
xevoΣの鉄骨は錆びませんか?
防錆処理として「カチオン電着塗装」が施されており、長期間の耐久性が確保されています。ただし、沿岸部の塩害地域では追加の防錆対策を検討してください。
xevoΣとxevoΣ PREMIUMの耐震性能に違いはありますか?
耐震性能自体は同等です。PREMIUMは天井高や断熱性能、デザイン面でのグレードアップが主な違いです。
ダイワハウスの木造(GranWood)と鉄骨(xevoΣ)はどちらが地震に強いですか?
どちらも耐震等級3ですが、制震装置の仕組みが異なります。大開口の間取りでも耐震性能を維持しやすいのはxevoΣ(鉄骨)です。
ダイワハウスの地震後の点検は無料ですか?
初期保証期間内であれば、地震後の点検は無料で対応してもらえます。保証期間外でも、有償で点検を依頼できます。
ダイワハウスで免震は選べますか?
xevoΣでは免震オプションは標準的には提供されていません。免震を重視する場合はヘーベルハウスなど免震対応のメーカーを検討してください。
まとめ|xevoΣの耐震は「壁で吸収する」独自技術が強み

ダイワハウスxevoΣの耐震性能は、エネルギー吸収型耐力壁「D-NΣQST」による繰り返し地震への強さが最大の特徴です。過去の大地震での実績も他の大手メーカーと同水準で、安心感があります。
他社メーカーとの比較では、耐震性能そのものに大きな差はありません。間取りの自由度、デザイン、価格、アフターサポートなど、耐震以外の要素も含めた総合的な判断をおすすめします。












