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注文住宅の完成までの流れと期間|工程別スケジュール

注文住宅の完成までの流れと期間|工程別スケジュール

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注文住宅を建てたいと思い立ったものの、「完成までどのくらいかかるの?」「いつ何をすればいいの?」と不安を感じる方は少なくありません。注文住宅は建売住宅と違い、土地探しから設計・施工まで全工程をオーダーメイドで進めるため、着手から入居まで平均8〜15か月を要します。

この記事では、注文住宅の完成までの流れを8つのステップに分け、各工程にかかる期間の目安・やるべきこと・注意点を網羅的に解説します。全体像を把握しておくことで、打ち合わせの遅れや追加費用といったトラブルを未然に防げます。

相談者
注文住宅って完成まで1年以上かかるって本当ですか?いつから動き始めればいいのか全然わかりません。
住まぽちスタッフ
ケースバイケースですが、平均的には8〜15か月です。入居希望日から逆算して、少なくとも1年前には情報収集を始めるのがおすすめですよ。これから全体の流れを一緒に見ていきましょう。

注文住宅の完成までにかかる期間の全体像

注文住宅の完成までにかかる期間の全体像

まず、全体の流れをざっくり把握しましょう。注文住宅が完成するまでには大きく分けて「準備フェーズ」「設計・契約フェーズ」「施工フェーズ」「引き渡しフェーズ」の4つのフェーズがあります。各フェーズにかかる期間の目安は以下のとおりです。

フェーズ主な工程期間の目安
準備フェーズ情報収集・予算計画・土地探し1〜3か月
設計・契約フェーズ依頼先選定・設計打ち合わせ・請負契約2〜6か月
施工フェーズ着工・上棟・内装工事・外構工事4〜6か月
引き渡しフェーズ完了検査・施主検査・引き渡し・引っ越し2週間〜1か月

合計すると最短で約8か月、余裕を持つと12〜15か月程度が標準的なスケジュールです。土地をすでに所有している場合は準備フェーズが短縮されるため、8か月前後で完成するケースもあります。

スケジュールに影響する主な要因

  • 土地探しの有無と難易度(都市部は長期化しやすい)
  • 設計の複雑さ(二世帯住宅・平屋・3階建てなどは長め)
  • ハウスメーカーか工務店か建築家かによる設計期間の違い
  • 建築確認申請の審査期間(通常2〜4週間、構造計算が必要な場合は長期化)
  • 季節・天候の影響(梅雨や台風シーズンは工期が延びることも)

注文住宅完成までの8ステップ|工程別スケジュール

注文住宅完成までの8ステップ|工程別スケジュール

ここからは、注文住宅の完成までの流れを8つのステップに分けて、各工程の詳細・所要期間・注意点を解説します。

1

情報収集・イメージづくり(1〜4週間)

最初のステップは、住みたい家のイメージを固める作業です。住宅雑誌やWebサイト、SNS(InstagramやPinterest)で好みのデザイン・間取りを集めましょう。同時に、家族構成やライフスタイルの変化(子どもの成長・在宅勤務の有無など)を踏まえた「暮らしの優先順位リスト」をつくると、後の打ち合わせがスムーズになります。この段階で住宅展示場やモデルハウスを見学し、建物の性能やデザインの違いを体感しておくことも大切です。見学会に行く際は「見学会チェックリスト」を事前に確認しておくと、効率よく情報を集められます。

2

予算計画・資金計画(2〜4週間)

家づくりの成否を左右するのが資金計画です。まず「自己資金(頭金)」「住宅ローン借入額」「諸費用」を整理しましょう。注文住宅の総費用は本体工事費・付帯工事費・諸費用の3つに分かれます。本体工事費は総費用の約70〜75%、付帯工事費(地盤改良・外構・屋外給排水など)が15〜20%、諸費用(登記・火災保険・引っ越しなど)が5〜10%が目安です。金融機関の事前審査(仮審査)を早めに受けておくと、予算の上限が明確になり、土地探しや依頼先選びの判断が速くなります。費用の全体感を把握したい方は「注文住宅の費用相場」を参考にしてください。

3

土地探し・土地購入(1〜3か月)

建築条件なしの土地を探す場合、立地・広さ・価格・法規制(用途地域・建ぺい率・容積率)を確認しながら候補を絞ります。土地が決まったら買付証明書を提出し、価格交渉を経て売買契約を結びます。土地の売買契約時には手付金(一般的に物件価格の5〜10%)が必要です。なお、土地探しに半年以上かかるケースもあるため、エリアにこだわりすぎると全体スケジュールが大きく遅れる原因になります。効率的な土地探しのポイントは「土地探しのコツ」で詳しく解説しています。

4

依頼先の選定・見積もり比較(2〜6週間)

依頼先はハウスメーカー・工務店・設計事務所の3種類が主流です。それぞれの特徴を比較し、予算・デザイン・性能のバランスで選びましょう。2〜3社からプランと見積もりを取り、比較検討するのが一般的です。見積もり段階で「何が含まれていて何が別途なのか」を必ず確認してください。各社の坪単価だけで比較すると、付帯工事費や諸費用で大きな差が出ることがあります。依頼先選びで迷った方は「ハウスメーカーと工務店の違い」の記事も参考にしてください。

5

設計打ち合わせ・請負契約(1〜3か月)

依頼先が決まったら、本格的な設計打ち合わせに入ります。間取り・外観・設備仕様・内装の素材選びなど、決めることは膨大です。打ち合わせ回数は平均10〜20回ほどで、所要期間は1〜3か月が目安です。設計プランと最終見積もりに納得したら工事請負契約を締結します。契約前には、約款・支払い条件・工期・保証内容を必ず確認してください。契約後の変更は追加費用が発生しやすいため、契約前に細部まで詰めておくことが重要です。「契約前の確認事項」もあわせてチェックしましょう。

6

建築確認申請・着工準備(2〜4週間)

設計図が確定したら、市区町村(または指定確認検査機関)に建築確認申請を提出します。審査期間は通常2〜4週間ですが、3階建てや大規模住宅で構造計算適合性判定が必要な場合は1〜2か月かかることもあります。並行して、住宅ローンの本審査・つなぎ融資の手続き・地鎮祭の準備を進めましょう。地盤調査の結果、地盤改良が必要と判断された場合は着工前に改良工事を行います。地盤改良の費用は50〜150万円程度が目安です。

7

着工〜上棟〜竣工(4〜6か月)

いよいよ施工開始です。木造在来工法の場合、着工から上棟(棟上げ)までは約1〜2か月、上棟から竣工までは約3〜4か月が一般的です。鉄骨造やRC造はさらに工期が長くなります。施工中は定期的に現場を訪問し、進捗や仕上がりを確認しましょう。上棟後は外壁工事・屋根工事・断熱工事・内装工事・設備工事と続き、最後に外構工事(駐車場・フェンス・植栽など)を行います。

8

完了検査・引き渡し・入居(2週間〜1か月)

建物が完成すると、行政(または指定確認検査機関)による完了検査が行われ、検査済証が交付されます。その後、施主立ち会いのもとで施主検査(竣工検査)を実施します。キズ・汚れ・建具の動作不良・設備の不具合などをチェックし、是正が完了したら引き渡しです。鍵の受け渡しと同時に登記手続き・住宅ローンの実行が行われます。引っ越し・住所変更届の提出を済ませ、新生活のスタートです。

工法別の工期比較|木造・鉄骨造・RC造

工法別の工期比較|木造・鉄骨造・RC造

注文住宅の工期は建物の構造(工法)によって大きく変わります。主要な工法の工期目安を比較しましょう。

工法着工〜竣工の目安特徴
木造在来工法4〜5か月日本で最も普及。間取りの自由度が高く、コストと工期のバランスが良い
木造ツーバイフォー3〜4か月パネル工法で施工スピードが速い。耐震性・気密性に優れる
軽量鉄骨造4〜5か月大手ハウスメーカーが多く採用。工場生産部材が多く品質安定
重量鉄骨造5〜7か月大空間・大開口が可能。ビルトインガレージ等に強い
RC造(鉄筋コンクリート)6〜10か月耐久性・耐火性が最も高い。コンクリート養生期間が必要で工期長め

工法選びのポイント

工期が短い=良いとは限りません。工法ごとに耐震性能・断熱性能・デザインの自由度・コストが異なるため、ご家族の優先事項に合った工法を選びましょう。工法の選択は依頼先選びとも密接に関わるため、ステップ4の段階で工法ごとのメリット・デメリットを理解しておくことが大切です。

依頼先別の所要期間比較|ハウスメーカー・工務店・設計事務所

依頼先別の所要期間比較|ハウスメーカー・工務店・設計事務所

依頼先のタイプによって、設計期間・施工期間ともに差が出ます。それぞれの一般的な所要期間を比較します。

依頼先設計期間施工期間合計目安
大手ハウスメーカー1〜3か月3〜5か月4〜8か月
地域工務店1〜4か月4〜6か月5〜10か月
設計事務所(建築家)3〜6か月5〜8か月8〜14か月

大手ハウスメーカーは標準プランやセミオーダーの仕組みが整っているため、設計期間が比較的短い傾向にあります。工場でプレカットした部材を使うため施工も効率的です。一方、設計事務所は完全オーダーメイドの設計を行うため、デザインにこだわれる反面、設計だけで半年程度かかるケースもあります。

地域工務店はその中間で、設計の自由度は高いですが、社内で設計・施工を一貫して行うため規模によっては工期にばらつきがあります。依頼先によるスケジュールの違いを事前に理解しておくことで、入居希望日から逆算した無理のない計画が立てられます。

スケジュール通りに進めるための5つのコツ

スケジュール通りに進めるための5つのコツ

注文住宅は工程が多いため、スケジュールが遅れるリスクも高くなります。スムーズに進めるための実践的なコツを5つ紹介します。

コツ1:入居希望日から逆算して計画する

「子どもの入学に合わせて3月末に入居したい」など、明確な入居希望日がある場合は、そこから逆算してスケジュールを組みましょう。例えば3月末入居を目指すなら、前年の1〜3月には情報収集を始め、遅くとも5〜6月には土地と依頼先を決定、8〜9月に着工するのが理想的です。以下は3月末入居を目標とした場合のモデルスケジュールです。

時期やることポイント
1〜3月情報収集・展示場見学・予算計画住宅ローン事前審査もこの時期に
3〜5月土地探し・候補地の絞り込みGWを利用して集中的に見学
5〜6月土地契約・依頼先の決定複数社の見積もり比較を完了させる
6〜8月設計打ち合わせ・仕様の確定お盆休みを活用してショールーム巡り
8〜9月建築確認申請・地鎮祭・着工台風シーズン前に基礎工事完了が理想
9〜翌2月施工(基礎→上棟→内装→外構)月1回は現場訪問
翌2〜3月完了検査・施主検査・引き渡し・入居引っ越し繁忙期のため早めに手配

コツ2:決断のデッドラインを設定する

注文住宅の遅延で最も多い原因が「決めきれない」問題です。間取り・外壁の色・キッチンのグレードなど、選択肢が無数にあり、迷い続けて打ち合わせ回数が膨らむパターンが頻発します。あらかじめ「この日までに間取りを確定する」「設備仕様は3回の打ち合わせで決める」など、自分なりのデッドラインを設けましょう。夫婦間で意見が割れやすい項目(外観デザイン・キッチンの種類・浴室の広さなど)は、優先順位のすり合わせを早い段階で行っておくのが効果的です。

コツ3:打ち合わせの記録を必ず残す

設計打ち合わせでの決定事項は、議事録やメモとして記録し、双方で共有しましょう。「言った・言わない」のトラブルはスケジュールの遅れに直結します。変更点があれば日付と内容を明記し、書面で確認するのがベストです。打ち合わせの質問リストを事前に準備しておくと効率的に進められます。詳しくは「打ち合わせの質問」の記事をご覧ください。

コツ4:契約前に仕様を詰めきる

工事請負契約の後に仕様変更を行うと、追加費用と工期延長の両方が発生します。特に構造や間取りに関わる変更は影響が大きく、数十万〜数百万円の追加費用がかかることも珍しくありません。契約前の段階で、できる限り仕様を詰めておくことが、スケジュール通りに進める最大の秘訣です。

コツ5:余裕のあるスケジュールを組む

予期せぬ事態(地盤改良の追加・資材の遅れ・悪天候による工事中断など)は、どの建築現場でも起こり得ます。全体スケジュールに1〜2か月の余裕(バッファ)を見込んでおくことで、精神的にも余裕を持って家づくりに臨めます。特に年度末の引っ越しを考えている場合は、3月の引っ越し業者の繁忙期を避けるためにも、2月中の引き渡しを目標にしておくと安心です。

よくあるスケジュール遅延の原因

  • 土地探しが長期化(希望エリアに条件の合う土地が見つからない)
  • 設計変更の繰り返し(打ち合わせ回数が20回を超える場合も)
  • 建築確認申請の修正指摘(構造計算のやり直しなど)
  • 資材の納品遅れ(輸入建材・人気設備は要注意)
  • 天候不順(基礎工事中の長雨・台風による工事中断)
  • 近隣トラブル(工事の騒音・振動に対するクレーム対応)
  • 職人不足による工事のスケジュール調整(特に繁忙期)

注文住宅の工程ごとの支払いスケジュール

注文住宅の工程ごとの支払いスケジュール

注文住宅の支払いは、工程の進行に合わせて分割で行うのが一般的です。一度に全額を用意する必要はありませんが、各タイミングで必要な金額を把握しておかないと資金ショートのリスクがあります。

タイミング支払い内容目安金額
土地購入時手付金(売買価格の5〜10%)100〜300万円
土地決済時土地残代金・仲介手数料・登記費用土地価格の残額+諸費用
工事請負契約時契約金(工事費の5〜10%)100〜300万円
着工時着工金(工事費の20〜30%)500〜900万円
上棟時中間金(工事費の20〜30%)500〜900万円
引き渡し時最終金(工事費の30〜40%)残額全額

住宅ローンは建物の引き渡し後に実行されるため、土地購入や着工金・中間金の支払いにはつなぎ融資を利用するのが一般的です。つなぎ融資には金利(年2〜4%程度)と手数料がかかるため、事前にシミュレーションしておきましょう。月々の返済額について詳しく知りたい方は「住宅ローン月々いくら」の記事で具体的なシミュレーション方法を紹介しています。

つなぎ融資の利息シミュレーション例

土地代1,500万円・着工金600万円・中間金600万円をつなぎ融資(金利年3%)で借りた場合、借入期間を平均6か月とすると利息は合計約40万円です。つなぎ融資を使わずに済む「土地先行融資」に対応した金融機関もあるため、複数の銀行を比較検討するのがおすすめです。

着工から竣工までの施工工程を詳しく解説

着工から竣工までの施工工程を詳しく解説

施工フェーズは注文住宅の工程の中で最も長い期間を占めます。ここでは木造在来工法を例に、着工から竣工までの主な工程と期間を解説します。

基礎工事(3〜5週間)

地盤改良が必要な場合は、まず改良工事(柱状改良・表層改良など)を行います。その後、配筋→型枠→コンクリート打設→養生の順で基礎を施工します。基礎にはベタ基礎と布基礎がありますが、現在はベタ基礎が主流です。コンクリートの養生期間(通常1〜2週間)は季節や気温に左右されるため、冬場はやや長めに見る必要があります。基礎工事中に配筋検査が行われ、設計図通りに鉄筋が組まれているか確認されます。

建て方・上棟(準備含め2〜3週間)

基礎の上に土台を据え、柱・梁を組み上げて屋根の棟木を上げる工程が「上棟(棟上げ)」です。木造在来工法の場合、建て方自体は1〜2日で完了しますが、事前の土台据え付けや事後の筋交い・金物取り付けを含めると2〜3週間です。上棟式を行う場合はこのタイミングで実施します。近年は上棟式を省略するケースも増えていますが、地域の慣習や工務店の方針によって異なります。

屋根工事・外壁工事(3〜4週間)

上棟後すぐに屋根の防水工事(ルーフィング)を行い、雨仕舞いを早期に完了させます。その後、外壁の下地・防水シート・外壁材(サイディング・タイル・塗り壁など)の施工へと進みます。窓やサッシの取り付けもこの段階で行われます。外壁材の選択によって工期が変わることがあり、タイル貼りや塗り壁はサイディングよりも時間がかかる傾向があります。

断熱工事・配管配線工事(2〜3週間)

壁・天井・床の断熱材を施工し、電気配線・給排水配管・ガス配管を通します。断熱材の種類(グラスウール・吹付けウレタン・セルロースファイバーなど)によって施工方法と所要期間が異なります。この段階は壁の内部が見える最後のタイミングなので、コンセントの位置や照明の配置を現場で最終確認する絶好の機会です。追加のコンセントや照明の位置変更は、この段階までなら比較的容易に対応できます。

内装仕上げ工事(3〜5週間)

石膏ボードの施工→クロス貼り(壁紙)→フローリング施工→建具取り付け→キッチン・バス・トイレなどの設備設置と進みます。内装工事は細かい作業が多く、職人の腕が仕上がりに直結する工程です。キッチンやバスなどの大型設備は事前にメーカーへ発注済みで、このタイミングで搬入・設置されます。人気の設備は納期が2〜3か月かかることもあるため、早めの発注が重要です。

外構工事(2〜4週間)

建物本体と並行、または竣工後に外構工事を行います。駐車場のコンクリート打設、フェンス・門扉の設置、植栽、アプローチのタイル貼りなどが含まれます。外構工事は建物本体とは別業者に依頼するケースも多く、早めに計画しないと入居後に工事が続くことになります。外構費用は住宅本体価格の10%前後(200〜400万円)が目安ですが、シンプルにすれば100万円以下に抑えることも可能です。

施工中にやっておきたい施主の3つのアクション

  • 定期的な現場訪問:週1回を目安に進捗を確認。差し入れを持参すると職人さんとのコミュニケーションも円滑になる
  • 写真で記録:壁を閉じる前の配管・配線・断熱材の状態を撮影しておく。将来のリフォームや修繕時に非常に役立つ
  • 近隣への挨拶:着工前に近隣住民へ工事の挨拶を行い、工事期間・作業時間を共有する。菓子折り(1,000〜2,000円程度)を持参するのが一般的

注文住宅と建売住宅の期間比較

注文住宅と建売住宅の期間比較

注文住宅と建売住宅では、入居までの期間に大きな差があります。建売住宅との比較を通じて、注文住宅のスケジュール感をより具体的にイメージしましょう。

項目注文住宅建売住宅
入居までの期間8〜15か月1〜2か月(完成済みの場合)
設計の自由度高い(フルオーダー)なし(完成品を購入)
土地探し自分で探す必要あり土地付きで販売
打ち合わせ回数10〜20回程度数回(契約・ローン手続き)
価格の透明性見積もり明細で確認可能一式価格(内訳は不明瞭)
施工品質の確認施工中に自分の目で確認可能完成後の確認のみ

注文住宅は時間と手間がかかる反面、理想の住まいを実現できるのが最大のメリットです。一方、建売住宅はスピード重視で、すぐに入居したい方に向いています。どちらが自分に合っているか迷ったら「注文住宅と建売どっち」の記事も参考にしてください。

季節ごとの着工タイミングとメリット・デメリット

季節ごとの着工タイミングとメリット・デメリット

着工する季節によって、工期や施工品質に影響が出ることがあります。各季節の特徴を把握しておきましょう。

着工時期メリットデメリット
春(3〜5月)気候が安定し工事しやすい。秋〜冬の入居を見込める建築業界の繁忙期と重なりやすい。職人の確保が難しいことも
夏(6〜8月)日照時間が長く作業時間を確保しやすい梅雨・台風で工事中断リスクあり。基礎コンクリートの品質管理に注意
秋(9〜11月)気候が安定。春の入居(新年度に合わせやすい)台風シーズンと重なる可能性。年末年始で一時中断あり
冬(12〜2月)木材の含水率が低く構造体に適した季節。閑散期で職人確保しやすいコンクリート養生に時間がかかる。日照時間が短く作業時間が限られる

人気なのは春着工(秋入居)と秋着工(春入居)のパターンです。特に3月末入居を目指す場合は前年の秋に着工するスケジュールが定番です。ただし、繁忙期は職人の確保が難しくなるため、早めの依頼先決定と契約が重要になります。冬着工は閑散期のため、職人を確保しやすく値引き交渉がしやすいというメリットもあります。

施主検査(竣工検査)の具体的なチェックポイント

施主検査(竣工検査)の具体的なチェックポイント

引き渡し前に行う施主検査は、不具合を発見できる最後のチャンスです。見落としがちなポイントを含め、チェック項目をまとめます。

施主検査の必須チェックリスト

  • 外観:外壁のキズ・ひび割れ・汚れ、塗装のムラ、雨樋の取り付け状態
  • 室内:壁紙の剥がれ・ジョイント部分・汚れ、フローリングのキズ・軋み
  • 建具:ドア・引き戸の開閉(スムーズに動くか)、鍵の施解錠
  • 水まわり:キッチン・洗面台・トイレの水の出と排水、お湯が出るか確認
  • 電気設備:全照明の点灯確認、コンセント・スイッチの動作、インターホン
  • 収納:棚板の取り付け、クローゼットの扉の開閉
  • 外構:駐車場の仕上がり、フェンスの設置状態、植栽の状態

施主検査には2〜3時間は確保しましょう。指摘事項はその場でメモと写真を残し、是正完了後に再確認するのが鉄則です。施工会社の担当者と一緒に回り、気になる点はすべてその場で伝えてください。

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

Q. 注文住宅の完成までの最短期間はどれくらいですか?

A. 土地をすでにお持ちで、大手ハウスメーカーの規格型住宅(企画住宅)を選んだ場合、最短で約6か月で完成するケースがあります。ただし、設計の自由度は限られるため、こだわりたいポイントが多い方はフルオーダーで8〜15か月を見込んだほうが満足度の高い家づくりができます。

Q. 土地探しにはどのくらいの期間がかかりますか?

A. 一般的に1〜3か月が目安ですが、都市部の人気エリアや駅近など条件が厳しい場合は半年〜1年かかることもあります。エリア・予算・広さの優先順位を決め、100点の土地を求めすぎないことが大切です。

Q. 打ち合わせは何回くらいありますか?期間はどれくらいですか?

A. 一般的に10〜20回で、期間は1〜3か月です。初期段階では間取りや外観、中盤で設備・内装の仕様、終盤で最終確認と見積もり調整を行います。打ち合わせの頻度は週1回〜隔週が一般的です。決めることが多いので、事前にカタログやショールームで下調べしておくと回数を減らせます。

Q. 着工後に設計変更はできますか?どのくらい工期が延びますか?

A. 着工後でも軽微な変更(クロスの色変更・コンセントの追加など)は可能ですが、間取りの変更や構造に関わる変更は基本的にできません。内装の変更であっても資材の発注し直しが必要になると2〜4週間程度の工期延長につながることがあります。追加費用も発生するため、契約前に仕様を固めることが非常に重要です。

Q. 工事が遅れた場合、補償はありますか?

A. 工事請負契約書に「工期遅延の場合の違約金条項」が定められているのが一般的です。施工者側の都合で工期が遅れた場合は、遅延日数に応じた違約金(工事代金の年14.6%を日割り計算するケースが多い)が支払われます。ただし、天候不順や自然災害、施主側の変更指示による遅れは対象外となるのが通常です。契約時に必ず確認してください。

Q. 家を建てるのに最適な季節はありますか?

A. 一般的に春(4〜5月)と秋(10〜11月)は気候が安定しており、工事がスムーズに進みやすい季節です。一方、夏は台風リスク、冬はコンクリート養生の長期化というデメリットがあります。ただし、現在の施工技術では通年施工が可能であり、季節よりも入居希望日から逆算したスケジュールを優先することをおすすめします。

Q. 住宅ローンの審査にはどのくらいかかりますか?

A. 事前審査(仮審査)が1〜3日、本審査が1〜3週間が一般的です。フラット35や一部の金融機関では本審査に1か月程度かかることもあります。土地購入やつなぎ融資のタイミングを考慮すると、早めに事前審査を通しておくのがポイントです。

Q. 見積もりが予算を超えた場合、どこで調整すればいいですか?

A. コスト調整の基本は「構造や性能に関わる部分は削らず、仕上げや設備でグレードを見直す」ことです。具体的には、外壁材のグレード変更、キッチン・バスの設備グレード見直し、照明器具の施主支給、外構工事の段階施工(入居後に追加工事)などが効果的です。詳しくは「見積もり予算オーバー」の記事で具体的な対策を解説しています。

まとめ

まとめ

この記事のまとめ

  • 注文住宅の完成までの期間は平均8〜15か月。土地の有無・工法・依頼先で変動する
  • 全体の流れは「準備→設計・契約→施工→引き渡し」の4フェーズ・8ステップ
  • 工法別の工期は木造在来4〜5か月、ツーバイフォー3〜4か月、鉄骨4〜7か月、RC造6〜10か月
  • 大手ハウスメーカーは最短4〜8か月、設計事務所は8〜14か月と依頼先で大きく異なる
  • スケジュール遅延を防ぐコツは「逆算計画」「決断のデッドライン」「打ち合わせ記録」「契約前の仕様確定」「1〜2か月のバッファ」
  • 支払いは工程ごとに分割。つなぎ融資の手続きと金利負担を忘れずに計画する
  • 春着工→秋入居、秋着工→春入居が人気パターン。入居希望日から逆算するのが基本
  • 施主検査は2〜3時間かけて丁寧に。指摘事項は写真とメモで記録する

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