タマホームで建てて10年。保証が切れるタイミングで不安になる人は少なくない。
「ローコストだから10年で問題が出るのでは」「保証が切れたらどうなるの」。住まぽちにもこの手の相談は多い。
結論から言うと、タマホームだから10年で壊れるということはない。ただし、保証切れ後のメンテナンス費用の見通しを持っていないと、想定外の出費に慌てることになる。
タマホーム 10年 保証 切れた後|何が無償で何が有償になるのか
タマホームの保証は大きく分けて2種類ある。
タマホームの保証制度
- 構造耐力上主要な部分:初期保証10年(法定最低ライン)
- 雨水の侵入を防止する部分:初期保証10年(法定最低ライン)
- 地盤保証:引き渡しから10年
- シロアリ保証:引き渡しから10年(5年ごとに防蟻処理で延長可)
10年保証が切れた後、何もしなければ「全て自己責任」になる。構造体に問題が出ても、メーカーが無償で対応してくれる義務はない。
保証延長の条件と費用
タマホームでは、10年目の有償点検・修繕を受けることで保証を最長60年まで延長できる。ただし「最長60年」には条件がある。
| 時期 | 条件 | 延長される保証期間 |
|---|---|---|
| 10年目 | 有償点検+必要な修繕 | →15年目まで延長 |
| 15年目 | 有償点検+必要な修繕 | →20年目まで延長 |
| 以降5年ごと | 同上 | →最長60年目まで |
つまり「60年保証」ではなく「5年ごとに有償で延長する仕組み」。延長するかどうかは自由だが、延長しないと保証は10年で終了する。
タマホーム 10年点検 修繕費 いくら|項目別の費用内訳
タマホームの10年点検で提案される修繕項目と費用の目安を、住まぽちの相談データから紹介する。
| 修繕項目 | 費用目安 | 必要度 |
|---|---|---|
| 防蟻処理(白蟻防除) | 15〜25万円 | ★★★(必須) |
| 外壁塗装 | 80〜130万円 | ★★★(サイディングの場合) |
| 外壁シーリング打ち替え | 20〜40万円 | ★★★(推奨) |
| 屋根の防水メンテナンス | 15〜30万円 | ★★★(推奨) |
| バルコニー防水 | 10〜20万円 | ★★★(推奨) |
| 給湯器点検 | 0〜5万円 | ★★☆(故障前なら点検のみ) |
ここが重要:タマホームの外壁は多くがサイディング仕様。サイディングの場合、10年前後で塗装が必要になるケースが多い。積水ハウスのダインコンクリートや一条工務店のハイドロテクトタイルのように「塗装不要」の外壁とは違うため、10年目の修繕費用はどうしても高くなる。
住まぽち相談者の実際の修繕費用
住まぽちに寄せられたタマホームオーナーの10年修繕費用データを紹介する。
- Aさん(30代・埼玉県・32坪):防蟻+シーリングのみ=45万円(外壁塗装は先送り)
- Bさん(40代・千葉県・38坪):全項目実施=165万円
- Cさん(30代・福岡県・30坪):外壁塗装+防蟻=120万円
外壁塗装をやるかどうかで50〜100万円の差が出る。外壁の状態が良ければ、12〜13年目まで先送りすることもできる。
タマホームの10年点検で外壁塗装は必要?判断基準
チョーキング現象をチェック
外壁を手で触って白い粉がつく「チョーキング現象」が出ていたら、塗装の時期が近い。チョーキングが出ていなければ、あと2〜3年は持つことが多い。
シーリングの状態をチェック
外壁パネルの継ぎ目にあるシーリング(コーキング)にひび割れや痩せが出ていたら、先にシーリングの打ち替えを行うべき。シーリングが劣化すると雨水が侵入し、構造体を傷めるリスクがある。
ローコスト住宅のメンテナンスコスト|タマホーム vs 大手メーカー
| 項目 | タマホーム | 積水ハウス | 一条工務店 |
|---|---|---|---|
| 初期保証 | 10年 | 30年 | 15年 |
| 10年修繕費 | 60〜150万円 | 80〜200万円 | 50〜120万円 |
| 外壁塗装10年 | 必要(80〜130万円) | 不要 | 不要 |
| 30年累計メンテ費 | 350〜600万円 | 400〜700万円 | 300〜500万円 |
タマホームは初期費用が安い分、メンテナンスコストで追いつく面がある。ただし30年累計で見ると、大手メーカーとの差は100〜200万円程度。建築費で500〜1,000万円安い分を考えれば、トータルではタマホームの方が安上がりなケースが多い。
タマホームの10年点検で後悔しないためのポイント
1. 建てた時から「10年後の修繕費」を積み立てる
月1万円×10年=120万円。これを修繕費として積み立てておけば、10年目の修繕費をカバーできる。住まぽちでは家づくりに疲れた段階の方にも、この積み立てだけは始めるようアドバイスしている。
2. 修繕の相見積もりを取る
タマホームの提示する修繕費用は、外部業者と比較して1.2〜1.5倍高いことがある。特に外壁塗装は地元の塗装業者から相見積もりを取るだけで20〜30%安くなるケースも。ただし保証延長に関わる項目はタマホームに依頼すべき。
3. 保証延長するかどうかを冷静に判断する
保証延長は義務ではない。10年目の修繕をしっかり行えば、構造体に問題が出る確率は低い。保証延長のために高額な修繕を受けるより、必要な修繕だけ行って浮いた分を将来のメンテナンス費に回す判断もある。
タマホームの10年点検の見積もり、妥当かどうか相談しませんか?
LINEで無料相談するよくある質問
タマホームの保証は10年で終わりですか?
初期保証は10年ですが、有償の点検・修繕を受けることで5年ごとに延長できます。最長60年まで延長可能です。延長するかどうかはオーナーの判断です。
タマホームの10年点検の修繕費はいくらですか?
60〜150万円が目安です。外壁塗装を含むと100万円を超えるケースが多いです。防蟻処理とシーリングだけなら40〜60万円程度に抑えられます。
外壁塗装は10年で必ず必要ですか?
サイディング外壁の場合、10〜15年で塗装が必要です。チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく)が出ていたら塗装時期です。出ていなければあと2〜3年は持つことが多いです。
タマホームの修繕を他の業者に頼んでもいいですか?
可能です。特に外壁塗装は地元の塗装業者から相見積もりを取ることで20〜30%安くなるケースがあります。ただし保証延長に関わる修繕はタマホームに依頼したほうが安全です。
ローコスト住宅は10年で問題が出やすいですか?
「ローコストだから壊れやすい」というのは誤解です。タマホームの品質は法定基準を満たしており、構造体に10年で問題が出ることは稀です。ただしサイディング外壁のメンテナンスは大手のタイル外壁より早い時期に必要になります。
10年点検を受けなかったらどうなりますか?
保証が10年で終了し、延長ができなくなります。点検を受けること自体は無料なので、修繕するかどうかは別として点検だけは受けておくことをおすすめします。
修繕費を安くするコツはありますか?
建てた時から月1万円の修繕積立をしておくこと、修繕の相見積もりを取ること、必要度の低い修繕は先送りすることの3つが基本です。特に外壁塗装は2〜3社から見積もりを取るだけで大きく変わります。












