住友林業のビッグフレーム(BF)構法は、木造でありながら鉄骨に匹敵する大開口を実現できる独自の技術です。ただ実際に間取りを詰めていくと、「柱が太くて邪魔」「本当に地震に強いのか不安」という声が出てきます。
住まぽちのLINE相談では、住友林業を検討中の方から「BF構法の柱の出っ張りが気になる」という相談が月平均12件ほど届いています。この記事では、BF構法の構造的な特徴と、検討時に知っておくべき注意点を整理します。
住友林業 ビッグフレーム 柱が太い・邪魔と感じるケースとは

BF構法で使われる主柱「ビッグコラム」は、一般的な柱の約5倍の幅(560mm)があります。この太さが構造強度の源ですが、間取りによっては以下の問題が起きます。
- 壁の厚み:ビッグコラムが入る壁は一般的な壁より10cm以上厚くなることがある
- 家具の配置:LDKのコーナーに柱が出っ張り、L字ソファが綺麗に収まらない
- 廊下幅:柱の位置次第で有効幅が狭くなり、車椅子対応が難しくなるケースも
設計士の提案力によって大きく変わる部分なので、契約前にビッグコラムの位置を平面図で確認することが重要です。展示場の大空間だけを見て判断すると、実際の間取りでギャップを感じます。
ビッグフレーム 大開口は耐震等級いくつまで取れるのか

BF構法の売りは「最大7.1mの大開口」ですが、耐震性とのトレードオフが気になるところです。
- BF構法は標準で耐震等級3を取得可能
- 大開口を設けても、ビッグコラムの接合部が剛接合のため構造計算上は問題ない
- ただし開口の位置・数によっては等級3が取れないプランもある(住まぽち相談で2件確認)
「大開口=耐震が弱い」というのは誤解ですが、どんなプランでも等級3が保証されるわけではないという点は押さえておきましょう。
BF構法と他の木造工法の耐震性を比較

| 工法 | メーカー例 | 大開口 | 耐震等級3 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ビッグフレーム | 住友林業 | 最大7.1m | ○ | 剛接合の太柱で強度確保 |
| SE構法 | 工務店各社 | 最大9m | ○ | 集成材+金物接合、構造計算必須 |
| 在来軸組 | 一般工務店 | 最大3.6m | △ | 筋交い依存、大開口に弱い |
| ツーバイフォー | 三井ホーム等 | 最大4.5m | ○ | 面で支えるが開口制限あり |
木造で大開口を求めるなら、BF構法かSE構法がほぼ二択です。ハウスメーカーで建てるならBF構法、工務店ならSE構法という選び方になります。
住友林業の寒さ問題とBF構法の関係

大開口の窓を設けると、冬の寒さが心配になります。住友林業は「寒い」と言われることがありますが、これはBF構法の問題というより窓の大きさと断熱仕様の問題です。
- 標準窓はアルミ樹脂複合(APW330相当)→ 大開口ではトリプルガラスを推奨
- UA値は0.46前後(ZEH基準クリア)だが、大開口プランではUA値が下がる
- 床暖房は標準採用だが、吹き抜け+大開口だと暖房効率が落ちる
住友林業の断熱性について詳しくは、下記の記事でまとめています。
→ 住友林業は寒い?
BF構法で後悔しないための間取りチェックリスト
- ビッグコラムの位置を平面図で確認し、家具レイアウトと照合する
- 大開口の方角を確認(南面以外は冷暖房負荷が大きい)
- 廊下・ホールの有効幅が柱で狭まっていないか確認
- 構造計算書で耐震等級3が取れているか書面で確認
- 大開口部の窓仕様(ペア or トリプル)をチェック
住友林業の間取りプランについて、第三者の目でチェックしたい方はお気軽にどうぞ。
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よくある質問
ビッグフレーム構法の柱は室内に出っ張りますか?
壁の中に収まる設計が基本ですが、間取りによっては壁の厚みが増して出っ張りを感じることがあります。設計段階で平面図と家具配置を照合することが大切です。
大開口リビングにすると耐震等級は下がりますか?
BF構法なら多くのプランで耐震等級3を維持できますが、開口の数や配置によっては等級3が取れないケースもあります。必ず構造計算書で確認しましょう。
ビッグフレームとSE構法はどちらが強いですか?
どちらも構造計算で等級3を取得可能です。大開口の最大スパンはSE構法の方が大きいですが、BF構法はハウスメーカーの保証・アフターが手厚い点がメリットです。
BF構法で吹き抜けと大開口を両方作れますか?
構造的には可能ですが、断熱・冷暖房の負荷が大きくなります。床暖房+シーリングファンの併用や、トリプルガラスへの変更を検討しましょう。
住友林業のBF構法は木造なのに本当に強いのですか?
ビッグコラムの接合部はメタルタッチ接合で、木造でありながら鉄骨ラーメン構造に近い剛性を持ちます。実大振動実験でも震度7に複数回耐えた実績があります。
大開口にすると光熱費はどのくらい上がりますか?
窓の仕様次第ですが、標準ペアガラスの大開口だと冬の暖房費が月3,000〜5,000円増える目安です。トリプルガラスにすると差は小さくなります。












