住宅展示場を見学した翌日から、営業の電話が鳴り止まない——。
住まぽちのLINE相談でも、「ハウスメーカーの営業がしつこくて困っている」という相談は月50件以上。家づくりを始めたばかりの人が最初にぶつかる壁がこれだ。
この記事では、営業がしつこくなる構造的な理由と、実際に効果のあった断り方を体験談つきで紹介する。展示場に行く前に読んでおけば、ストレスを大幅に減らせるはず。
なぜハウスメーカーの営業はしつこいのか
営業マンのノルマと歩合給の構造
ハウスメーカーの営業は、基本給+歩合給の給与体系が一般的。契約1件あたりの歩合は30〜100万円。月のノルマは1〜2件。
つまり、展示場でアンケートに記入した「見込み客」を逃すことは、営業マンにとって死活問題。だからしつこくなる。
大手ハウスメーカーの場合、年間の離職率が20〜30%と言われており、成績が振るわなければ配置転換や退職を迫られる環境。その焦りが「しつこさ」として顧客に伝わってしまう。
展示場のアンケートが元凶
展示場見学時に記入するアンケートには、名前・住所・電話番号・メールアドレス・建築予定時期・予算などが含まれる。これが「連絡していい許可」として扱われる。
特に「建築予定時期:1年以内」にチェックした瞬間、営業の優先リストに入る。「2年以上先」と書いておくだけで連絡の頻度が下がるという声もある。
営業がしつこくなるトリガー
- 展示場で具体的な予算を話した:「4,000万円くらいで」と言うと、営業にとっては「予算確定の見込み客」
- 建築予定地がある:土地があるだけで「すぐ建てられる」と判断される
- 複数回見学した:2回目以降の来場は「契約に近い」と見なされる
- 「検討中です」と答えた:営業には「まだチャンスがある」と聞こえる
しつこい営業への断り方5パターン
1. はっきり「検討していません」と伝える
最も効果的で、最もストレスが少ない方法。
そのまま使える断り文句
- 「他社で契約しましたので、今後の連絡は不要です」
- 「予算の都合で注文住宅自体を見送ることにしました」
- 「家族の事情で計画を白紙にしました。連絡先の削除をお願いします」
曖昧な返事(「まだ検討中です」「もう少し考えます」)は逆効果。営業は「まだ可能性がある」と解釈して連絡を続ける。
2. メールで断る
電話が苦手な人はメールで十分。以下の要素を入れれば、ほとんどの営業は連絡を止める。
断りメールのテンプレート
「お世話になっております。検討の結果、御社での建築は見送ることにしました。個人情報の削除をお願いいたします。今後のご連絡はお控えください。」
ポイントは「個人情報の削除をお願い」の一文。個人情報保護法に基づく要求なので、企業側は対応せざるを得ない。
3. 電話に出ない+着信拒否
断りの連絡をする気力もない場合。電話に出ず、着信拒否に設定する。ただし、自宅への訪問に切り替えるメーカーもあるため、完全な解決にはならないことがある。
4. 本社のお客様相談窓口に連絡する
営業所レベルで対応してもらえない場合は、本社のお客様相談窓口に「営業停止の依頼」を入れる。大手メーカーなら本社からの指示で確実に止まる。
本社への連絡が最も効果的なのは、営業個人の判断ではなく会社としての対応が必要になるため。コンプライアンスの観点から、本社からの指示は現場の営業マンも無視できない。
5. 最初から個人情報を渡さない
そもそも営業されないための予防策。
展示場見学で個人情報を守る方法
- アンケートは「記入しません」と断る(法的義務はない)
- 名前だけ記入して電話番号・住所は空欄にする
- 「まだ情報収集中で、連絡は不要です」と先に伝える
- フリーメールのアドレスだけ記入する
- 建築予定時期は「未定」にしておく
そもそも展示場に行かない選択肢もある
展示場は「営業の場」だ。見学するだけで個人情報を渡すことになり、複数メーカーを回れば回るほど営業電話が増える。
住まぽちの相談者の中には、展示場に一度も行かずに家を建てた人が約3割いる。
展示場に行かずに情報を集める方法
- 住まぽちのLINE相談:営業電話なし。希望条件をヒアリングして、合うメーカーだけを紹介
- 各メーカーの公式サイト:カタログダウンロード(ただしメール営業は来る)
- YouTube・ブログ:実際に建てた人のレビュー
- 完成見学会:展示場より実際の家に近い。営業圧力も低め
- オンライン相談:コロナ以降、多くのメーカーがオンライン対応を用意している
メーカー別|営業のしつこさ傾向
住まぽちの相談データをもとに、営業のしつこさをメーカー別にまとめた(あくまで傾向であり、営業個人による差が大きい)。
| メーカー | 営業の傾向 | 備考 |
|---|---|---|
| 積水ハウス | 普通〜やや積極的 | 担当者による差が大きい |
| 一条工務店 | 積極的 | 工場見学への誘いが特徴的 |
| タマホーム | 積極的 | 電話頻度が高いという声あり |
| ダイワハウス | やや積極的 | 訪問営業もあるとの声 |
| 住友林業 | 普通 | 比較的品のある営業が多い |
| ヘーベルハウス | 普通 | 断ればすぐ引く傾向 |
住まぽちの相談データで見る「しつこさクレーム」の多いメーカー:1位は一条工務店で月8件、2位はタマホームで月6件、3位はダイワハウスで月5件。いずれも「電話の頻度が多い」「断っても連絡が来る」という内容が中心。ただし、同じメーカーでも「営業が丁寧で良かった」という声も同数程度あるので、結局は担当者次第という面が大きい。
営業がしつこい時にやってはいけないNG行動
断り方にもNGパターンがある。以下の行動はかえって状況を悪化させる。
- 「検討中です」と繰り返す:営業にとっては「脈あり」のサイン。いつまでも連絡が続く
- 他社の悪口を言って断る:「○○ハウスのほうがいいので」は、比較検討中と解釈されて逆に粘られる
- 感情的に怒鳴る:クレーマー扱いされるだけで、上司が対応に出てきてさらに面倒になることも
- 完全に無視する:訪問営業に切り替わるリスクがある。一言「不要です」と伝えるほうが確実
営業されたくないけど家づくりを進めたい人へ
「営業電話は嫌だけど、メーカーの情報は欲しい」——この矛盾を解決するのが住まぽちのサービス。
1. LINEで希望条件を伝える
予算・エリア・こだわりポイントをLINEで共有。電話は一切なし。
2. 合うメーカーだけを紹介
条件に合わないメーカーは紹介しない。無駄な展示場見学も不要。
3. 営業との窓口は住まぽちが担当
メーカーとの連絡は住まぽちが間に入る。しつこい営業はブロック。
展示場に行かずに、あなたに合うメーカーを探しませんか?
LINEで無料相談するよくある質問
展示場のアンケートは必ず書かないといけない?
法的義務はない。「記入しません」と断ることは可能。ただし、一部の展示場では記入が見学の条件になっている場合もある。その場合は名前だけ記入してフリーメールのアドレスを添えるのが無難。
断っても連絡が来る場合はどうすればいい?
本社のお客様相談窓口に「個人情報の削除と営業停止」を依頼する。大手メーカーならこれで確実に止まる。個人情報保護法に基づく要求なので、企業側は対応義務がある。
一括資料請求サイトを使うと営業電話が来る?
ほとんどのサイトで来る。資料請求した全メーカーから電話が来ることを覚悟すべき。住まぽちなら電話営業なしで進められる。
営業マンを変えてもらうことはできる?
可能。店長や本社に「担当者の変更希望」を伝えれば対応してもらえる。担当者が合わないことは珍しくないので、遠慮する必要はない。
展示場に行かずに家を建てた人はいる?
住まぽちの相談者の約3割が展示場に行かずに契約している。LINEでの情報収集→条件に合うメーカーの紹介→オンライン打ち合わせという流れが増えている。
営業がしつこいメーカーは避けたほうがいい?
営業のしつこさとメーカーの品質は別問題。しつこい営業がいるメーカーでも、担当を変えれば快適に進むケースは多い。メーカー選びは「家の性能と価格」で判断し、営業の問題は「担当者レベル」で解決するのが賢い。
訪問営業を受けた場合、法的に問題はない?
断った後の訪問営業は特定商取引法に抵触する可能性がある。「訪問は不要」と明確に伝えた記録(メールなど)を残しておくと、万が一のときに有利。ただし、大手メーカーで悪質な訪問営業はまれ。












