積水ハウスの全館空調「エアシーズン」は、家中を均一な温度に保つ快適システムとして人気です。ただし「電気代が高い」「やめたい」という声も少なくありません。
この記事では、エアシーズンの電気代の実態と、採用を見送った方・やめた方の理由を住まぽちのデータをもとに解説します。
積水ハウスのエアシーズンの電気代は高い?年間コストの実態

住まぽちの相談者でエアシーズンを導入した方23名の電気代データです。
| 時期 | 月額電気代(中央値) | 最高額 |
|---|---|---|
| 春・秋(4〜5月、10〜11月) | 12,000円 | 15,000円 |
| 夏(7〜8月) | 18,000円 | 25,000円 |
| 冬(1〜2月) | 22,000円 | 32,000円 |
| 年間合計 | 約18万円 | 約24万円 |
年間18万円が中央値。冬場に月2万円を超えるのがエアシーズンの電気代が「高い」と感じる最大の要因です。
比較として、Z空調(桧家住宅)の年間電気代は8〜12万円、さらぽか空調(一条工務店)は6〜10万円。エアシーズンはこれらの1.5〜2倍のランニングコストです。
積水ハウスのエアシーズンの電気代が高い理由

理由1:積水ハウスの断熱性能がトップクラスではない
積水ハウスのUA値は0.46〜0.60前後。一条工務店(0.25)やスウェーデンハウス(0.38)と比べると断熱性能は劣ります。断熱性が低いほど空調負荷が増え、電気代が上がります。
理由2:ダクト式天井吹出の効率
エアシーズンはダクトを通じて各部屋に冷暖房された空気を送る方式。ダクトの長さや曲がりによって送風効率が落ち、その分電力を消費します。
理由3:家が広い人が多い
積水ハウスで建てる方の平均延床面積は38坪前後。広い家ほど空調コストは上がります。坪数あたりの電気代で見ると、他社と大きな差はないという見方もあります。
積水ハウスの全館空調をやめた理由|採用を見送った人の声

住まぽちの相談者で、積水ハウスでの新築時にエアシーズンの採用を見送った方は34名。その理由は以下の通りです。
- 電気代が高すぎる(41%):月2万円超は想定外だった
- 個別エアコンで十分だと判断(26%):断熱等級5〜6なら個別エアコンでも快適
- 初期費用が高い(18%):エアシーズンの導入費用は150〜250万円
- メンテナンスが面倒(10%):フィルター掃除やダクト清掃
- 故障リスク(5%):全室の空調が一度に止まるのが不安
エアシーズンの初期費用150〜250万円は、個別エアコン6台分(約60万円)の2.5〜4倍。年間の電気代差(個別エアコンなら年間10〜12万円)を考えると、15〜20年で初期投資を回収できるかどうか微妙なラインです。
エアシーズンの代わりに何を選んだ?代替の空調プラン

代替案1:個別エアコン+高断熱仕様(最多)
積水ハウスの標準仕様のまま、個別エアコンを各部屋に設置するパターン。エアシーズンの初期費用(150〜250万円)を断熱グレードアップに回した方もいます。
代替案2:1階床暖房+2階エアコン
冬場のメイン暖房を床暖房にし、夏場だけ個別エアコンを使うハイブリッド方式。電気代は全館空調より安く、足元が暖かい快適さも確保できます。
代替案3:そもそも積水ハウス以外のメーカーに変更
「全館空調が欲しいけどエアシーズンは高い」という方が、一条工務店のさらぽか空調や桧家住宅のZ空調に流れるケースも。住まぽちのデータでは、エアシーズンを見送った方の約25%がメーカーごと変更しています。
エアシーズンに満足している人の共通点

やめた人の話だけでは偏るので、満足している方の特徴もまとめます。
エアシーズンに満足している人の共通点
・太陽光発電を併用して実質電気代を抑えている
・電気代よりも「家中どこでも同じ温度」の快適性を重視
・延床面積が35坪以下でコンパクトな家
・以前の住まいで温度差に悩んでいた(ヒートショック対策)
特にヒートショック対策として導入した高齢の親世帯からの満足度は高い傾向です。健康への投資と考えれば、月2万円の電気代も許容範囲という方はいます。
エアシーズンと他社全館空調の比較

| システム | メーカー | 年間電気代 | 初期費用 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| エアシーズン | 積水ハウス | 14〜20万円 | 150〜250万円 | 天井吹出・ダクト式 |
| Z空調 | 桧家住宅 | 8〜12万円 | 100〜150万円 | 市販エアコンベース |
| さらぽか空調 | 一条工務店 | 6〜10万円 | 60〜100万円 | 床冷暖房+デシカント |
| スマートブリーズ | 三井ホーム | 12〜18万円 | 200〜300万円 | 全熱交換・東芝製 |
エアシーズンの電気代が気になる方は、住まぽちのLINE相談で他社全館空調との比較シミュレーションをお送りしています。間取りと地域を伝えるだけでOKです。
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積水ハウスのエアシーズンの電気代は月いくら?
月平均12,000〜18,000円、冬場のピーク時は月22,000〜32,000円。年間で14〜20万円が目安です。
エアシーズンは後からやめることができる?
システムを停止して個別エアコンに切り替えることは可能ですが、ダクトスペースは残ったままになります。導入費用は戻ってきません。
エアシーズンの寿命は何年?
本体ユニットは10〜15年で交換が目安。交換費用は80〜120万円程度です。
エアシーズンとZ空調、どっちがいい?
電気代ではZ空調が安いです。ただし積水ハウスの設計力・ブランド力も含めた総合判断が必要。空調だけでメーカーを選ぶのは避けたほうがよいでしょう。
エアシーズンは乾燥しますか?
冬場は室内湿度が30%前後まで下がることがあります。加湿器の設置は必須です。積水ハウスでは加湿機能付きのオプションも用意されています。
エアシーズンの初期費用はいくら?
150〜250万円が目安です。坪数や部屋数によって変わります。個別エアコン6台分(約60万円)と比較すると2.5〜4倍のコストです。
積水ハウスで全館空調なしでも快適に暮らせる?
断熱等級5〜6の積水ハウスなら、個別エアコン3〜4台で家全体をそこそこ快適にできます。ただし廊下やトイレの温度差は残ります。完璧な温度均一を求めるなら全館空調がベターです。












