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全館空調ハウスメーカー比較12社|おすすめランキングと電気代・カビの実態

全館空調ハウスメーカー比較12社|おすすめランキングと電気代・カビの実態

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全館空調は「家中どこでも同じ温度」という快適性が魅力ですが、採用しているハウスメーカーによって方式・電気代・初期費用が大きく異なります。そのため「どのメーカーを選ぶか」が満足度をほぼ決めてしまいます。

住まぽちの相談でも「全館空調を入れたいが、どのハウスメーカーが良いのか分からない」という声は上位に入るテーマです。カタログやモデルハウスでは良い面しか見えないため、実際に住んでから電気代・カビ・乾燥で後悔する人が後を絶ちません。

この記事では、全館空調を採用する主要ハウスメーカー12社を一覧で比較したうえで、電気代・カビリスク・乾燥度合いの3軸で詳しく解説します。工務店で導入する場合や平屋のケース、個別エアコンとの損得比較まで、判断に必要な材料をまとめています。

この記事でわかること

  • 全館空調を採用する主要ハウスメーカー12社の一覧と特徴
  • 電気代・初期費用・方式で見たメーカー別ランキング
  • カビ・乾燥のリスクが高いのはどの方式か
  • 工務店で全館空調を導入する場合の選択肢と費用
  • 平屋に全館空調を入れる場合の費用と注意点
  • 全館空調と個別エアコン、どちらが得か

全館空調ハウスメーカーで電気代が高いのはどこ?主要5社の年間実績比較

全館空調ハウスメーカーで電気代が高いのはどこ?主要5社の年間実績比較

まずは5社の全館空調システムを電気代・方式で比較します。以下の表は住まぽちに寄せられた入居者の実績値と、各メーカーの公称値を組み合わせたものです。

メーカーシステム名年間電気代目安(35坪)方式初期費用の目安
桧家住宅Z空調8〜12万円天井吹出・ダクト式100〜150万円
一条工務店さらぽか空調6〜10万円床冷暖房+デシカント換気坪単価に含む
三井ホームスマートブリーズ12〜18万円天井吹出・ダクト式200〜300万円
積水ハウスエアシーズン14〜20万円天井吹出・ダクト式150〜250万円
パナソニックホームズエアロハス10〜15万円床下送風・全熱交換130〜200万円

年間電気代が最も安いのは一条工務店のさらぽか空調で、年間6〜10万円。逆に最も高いのは積水ハウスのエアシーズンで14〜20万円。その差は年間で最大14万円にもなります。10年間で140万円の差ですから、初期費用が安くても電気代で取り返される可能性があります。

住まぽちの相談者で全館空調を導入した127名のうち、「電気代が想定より高かった」と回答したのは38%。特にエアシーズンとスマートブリーズは「月2万円超になる月がある」という報告が複数あった。一方、Z空調とさらぽか空調は「想定内」と答えた人が7割を超えている。

Aさん(30代・千葉県・35坪)
桧家住宅のZ空調で建てて2年。年間の電気代は空調分だけで約10万円。真夏の8月で月1.5万円くらい。24時間つけっぱなしだけど、前のアパートでエアコン3台回していた時より安いくらいです。ただ、2階の廊下がちょっと暑くなりやすいのは気になります。
Bさん(40代・神奈川県・38坪)
三井ホームのスマートブリーズで建てたが、冬場の電気代に驚いた。12月〜2月は月2.5万円くらいかかっている。年間トータルで16万円。太陽光を載せているから実質負担は8万円程度だが、空調だけでこの金額は正直想定外だった。

全館空調を採用しているハウスメーカー一覧【12社】

全館空調を採用しているハウスメーカー一覧【12社】

全館空調は「どのメーカーでも選べる設備」ではありません。標準仕様として組み込んでいる会社、オプションで選べる会社、そもそも扱っていない会社に分かれます。まずは採用状況の全体像を確認してください。

ハウスメーカーシステム名方式採用区分初期費用の目安
桧家住宅Z空調天井吹出・ダクト式オプション(採用率高)100〜150万円
一条工務店さらぽか空調床冷暖房+デシカント換気オプション坪単価に含む
三井ホームスマートブリーズ天井吹出・ダクト式標準〜オプション200〜300万円
積水ハウスエアシーズン天井吹出・ダクト式オプション150〜250万円
パナソニックホームズエアロハス天井吹出・ダクト式オプション150〜250万円
セキスイハイム快適エアリー床下吹出式オプション120〜200万円
トヨタホームスマート・エアーズ床下・天井吹出オプション150〜250万円
ミサワホームエアテリア天井吹出・ダクト式オプション150〜250万円
住友林業エアドリームハイブリッド天井吹出・ダクト式オプション150〜250万円
ヘーベルハウスそらのま+全館空調ダクト式オプション150〜250万円
アエラホームエアリアダクト式オプション100〜180万円
ヤマト住建YUCACOシステム1台エアコン式オプション80〜150万円

初期費用で見たメーカーランキング(安い順)

  • 1位:ヤマト住建 YUCACO(80〜150万円)/市販エアコン1台で全館を賄う方式
  • 2位:桧家住宅 Z空調(100〜150万円)/市販エアコンベースで低コスト
  • 3位:アエラホーム エアリア(100〜180万円)
  • 4位:セキスイハイム 快適エアリー(120〜200万円)
  • 最も高いのは三井ホーム スマートブリーズ(200〜300万円)

初期費用の安さで選ぶなら、市販エアコンをベースにした方式(Z空調・YUCACO)が圧倒的に有利です。専用機を使う三井ホームや積水ハウスは高額ですが、その分だけ空調能力と静音性に余裕があります。

全館空調が「標準仕様」のハウスメーカーはほぼない

よくある誤解ですが、全館空調を完全な標準仕様にしているメーカーはほとんどありません。三井ホームのように標準に近い扱いの会社はあるものの、多くはオプション扱いです。

つまり「全館空調のあるメーカー」で絞り込むより、希望のメーカーで全館空調が選べるかを確認するほうが現実的です。全館空調ありきでメーカーを決めると、断熱性能や間取りの自由度といった本質的な条件を見落とすことになります。

電気代に差が出る理由|方式の違いを理解する

電気代に差が出る理由|方式の違いを理解する

なぜメーカーによってこれだけ電気代に差が出るのか。理由は空調方式と断熱性能の2点にあります。

ダクト式と床冷暖房の違い

Z空調・スマートブリーズ・エアシーズンはいずれも「ダクト式」と呼ばれる方式で、天井裏にダクトを通して各部屋に温風・冷風を送る仕組みです。エアコンと同じヒートポンプ技術を使っていますが、ダクトを通す分だけ熱のロスが発生します。

一方、一条工務店のさらぽか空調は床冷暖房方式で、床に埋め込んだ配管に水を循環させる。輻射熱で室温をコントロールするため、エアコン方式より省エネになりやすい。

断熱性能が電気代を左右する

全館空調の電気代は、空調システム自体の効率よりも家の断熱性能に大きく依存します。UA値が低い(断熱性能が高い)ほど、空調にかかるエネルギーは少なくて済む。

メーカー標準UA値全館空調との相性
一条工務店0.25非常に良い(超高断熱)
桧家住宅0.56普通(ZEH水準)
パナソニックホームズ0.55普通(ZEH水準)
三井ホーム0.43やや良い
積水ハウス0.50普通

一条工務店のUA値0.25は他社を圧倒しており、これが電気代の安さに直結している。断熱性能が低い家に全館空調を入れると、空調が常にフル稼働することになり電気代がかさむ。

全館空調の後悔ポイント|カビ・乾燥で失敗した人のリアルな声

全館空調の後悔ポイント|カビ・乾燥で失敗した人のリアルな声

カビの原因はダクト内の結露

ダクト式の全館空調は、冷房時にダクト内で結露が発生しやすく、そこからカビが繁殖するリスクがあります。住まぽちの相談データでは、ダクト式全館空調の利用者87名のうち23名(26%)がカビの発生を経験している。

特にZ空調とスマートブリーズで報告が多い。Z空調は市販エアコンベースでダクトの構造がシンプルなため、結露しやすい箇所が生じやすい。スマートブリーズは全熱交換型ですが、フィルターの手入れを怠るとカビの温床になります。

カビが発生しやすい条件は以下の通りです。

  • 梅雨時期や夏場に空調を止める(節電目的でオフにするのが最悪)
  • フィルター掃除を2ヶ月以上サボる
  • ダクト経路が複雑で結露しやすい設計になっている
  • 建築時にダクト接続部の気密処理が甘い
Cさん(30代・埼玉県・32坪)
Z空調を使って3年目の夏、吹き出し口の周りに黒い汚れが見えて確認したらカビだった。原因は梅雨時期に2週間ほど電源を切っていたこと。業者にダクト清掃を依頼して4万円かかった。以来、電源は絶対に切らないようにしている。

冬場の乾燥は全メーカー共通の課題

全館空調は暖かい空気を循環させるため、どうしても湿度が下がる。住まぽちのデータでは、冬場の室内湿度が30%を切るという報告が全メーカーで出ている。

加湿器の設置は必須と考えてよい。デシカント換気を採用している一条工務店のさらぽか空調は、湿度管理が比較的マシだが、それでも加湿器なしだと40%前後です。

乾燥による具体的な被害として多いのは以下のものです。

  • 肌荒れ・唇のひび割れ
  • 喉の痛み・風邪をひきやすくなる
  • 無垢フローリングの割れ・反り
  • 静電気が頻発する

全館空調のダクト清掃は専門業者に依頼すると1回3〜5万円。5年に1回は必要とされている。さらにフィルター代が年間5,000〜10,000円かかる。10年間のメンテナンスコストは10〜15万円が目安。ランニングコストに含めて計算すべきです。

メーカー別カビ・乾燥リスクの比較

メーカー別カビ・乾燥リスクの比較

カビと乾燥のリスクをメーカー別に整理します。

メーカーカビリスク乾燥度合いメンテナンスの手間
桧家住宅(Z空調)やや高い高いフィルター月1回
一条工務店(さらぽか)低い中程度フィルター年2回
三井ホーム(スマートブリーズ)やや高い高いフィルター月1回+年1回点検
積水ハウス(エアシーズン)中程度高いフィルター月1回
パナソニックホームズ(エアロハス)低め中〜高フィルター年2〜3回

一条工務店のさらぽか空調はダクトレスの床冷暖房方式のため、ダクト内のカビリスクがほぼない。パナソニックホームズのエアロハスも床下送風方式でダクト経路が短く、比較的カビリスクが低い。

全館空調の電気代を抑えるための3つのポイント

全館空調の電気代を抑えるための3つのポイント

ポイント1:断熱性能UA値0.46以下を目安にする

全館空調の電気代は家の断熱性能に直結します。UA値が0.6を超えると、空調負荷が大きくなり電気代が跳ね上がる。全館空調を導入するなら最低でもUA値0.46以下、理想はUA値0.3以下を目指したい。

断熱性能が不十分な家に全館空調を入れると、夏は冷房が効きにくく、冬は暖房が止まらない。結果として電気代が年間20万円を超えることも珍しくない。

ポイント2:24時間運転が基本(こまめにオンオフしない)

「使わない部屋は切る」「外出中は止める」という考えは逆効果です。温度差が生じると再稼働時にエネルギーを大量消費するため、24時間つけっぱなしの方が結果的に安くなります。

住まぽちのデータでは、24時間運転している人と日中オフにしている人の月間電気代を比較したところ、24時間運転のほうが月1,000〜2,000円安いという結果が出ている。

ポイント3:太陽光発電との併用で実質コストを下げる

全館空調の電気代が年間15万円でも、太陽光で年間12万円発電できれば実質3万円。昼間に電気を大量消費する全館空調と太陽光発電は非常に相性が良い。

蓄電池を追加すれば夜間の電力もカバーできるが、蓄電池の導入費用(100〜200万円)を電気代の節約で回収するには15〜20年かかる計算になります。費用対効果を冷静に計算してから判断してください。

相談者
Z空調とさらぽか空調で迷っています。電気代はZ空調のほうが安いですか?
住まぽちスタッフ
電気代はほぼ同程度ですが、仕組みが全く違います。Z空調はエアコンベースで初期費用が安い反面ダクトのカビリスクあり。さらぽかは床冷暖房なので足元から快適ですが、初期費用が高めです。生活スタイルで判断するのがおすすめです。

全館空調をやめた人の判断理由とは

全館空調をやめた人の判断理由とは

住まぽちの相談者で全館空調を検討したが最終的にやめた方は63名。その理由をまとめると以下の通りです。

  • 電気代が不安(42%)
  • メンテナンスが面倒そう(28%)
  • 個別エアコンで十分だと判断(18%)
  • 故障時に全部屋に影響するのが怖い(12%)

注目すべきは「やめた人の45%が、個別エアコン+高断熱住宅の組み合わせに切り替えた」というデータです。断熱等級6以上(UA値0.46以下)なら、個別エアコン2〜3台で家全体が快適になるケースも多い。

全館空調をやめた人のその後の満足度を調査したところ、78%が「やめて正解だった」と回答。理由として多かったのは「電気代が抑えられた」「メンテナンスが楽」「部屋ごとに温度調整できる」の3点であった。

全館空調をやめるべき人の特徴

  • 断熱等級6以上の家を建てる予定がある(個別エアコンで十分快適)
  • 光熱費をとにかく抑えたい
  • メンテナンスにお金と時間をかけたくない
  • 家族の中で暑がり・寒がりの差が大きい(個別調整したい)
Dさん(40代・東京都・30坪)
最初はスマートブリーズに惹かれて三井ホームを検討していたが、年間電気代の試算で15万円超と聞いて断念した。結局、高気密高断熱の工務店でUA値0.3の家を建て、エアコン2台で全室快適に過ごせている。電気代は空調分で年間5万円以下。全館空調にしなくて本当に良かったと思う。

全館空調を導入して満足している人の共通点

全館空調を導入して満足している人の共通点

一方で、全館空調に満足している人にも明確な共通点があります。住まぽちの相談者で「導入して良かった」と答えた人(82名)の特徴を分析すると、以下の3つが浮かび上がる。

  • 断熱等級5以上の家を建てた:断熱性能が十分なため、空調の負荷が小さく電気代が抑えられている
  • メンテナンスを怠らない:フィルター掃除を月1回以上実施し、カビや故障を未然に防いでいる
  • 太陽光発電を併用している:実質の電気代負担を大幅に軽減している

つまり、全館空調で満足するかどうかは「家の断熱性能」と「メンテナンスの意識」で決まるといっても過言ではない。断熱性能が低い家に全館空調を入れても、電気代ばかりかかって快適性も中途半端になります。

工務店で全館空調を導入することはできる?

工務店で全館空調を導入することはできる?

できます。むしろコスト面では工務店のほうが有利になるケースが多いのが実情です。

全館空調は大手ハウスメーカーの独自システムというイメージがありますが、実際には市販のエアコンと換気システムを組み合わせて実現する方式が普及しており、これらは工務店でも導入できます。

方式費用目安特徴
YUCACOシステム80〜150万円市販エアコン1台+ダクトで全館を空調。加盟工務店が全国にある
マッハシステム100〜180万円床下・天井の空気を循環。加盟工務店で導入可能
エアコン1台+小屋裏方式50〜120万円工務店独自の設計。最も安価だが設計力に左右される
デシカント換気併用150〜250万円湿度制御まで行う高機能型

工務店で導入する際の最重要チェックポイント

全館空調は建物の断熱・気密性能とセットでなければ機能しません。UA値0.46以下・C値1.0以下が最低ラインです。この性能が確保できない工務店で全館空調だけ入れると、電気代が想定の2倍近くになり、部屋ごとの温度ムラも解消されません。施工実績を必ず確認してください。

工務店を選ぶメリット・デメリット

メリットは費用の安さと設計の自由度です。大手メーカーの専用システムは開発費と保証がコストに乗るため、同等の性能を工務店なら3〜5割安く実現できることがあります。

一方デメリットは、保証とメンテナンス体制です。大手の専用システムは全国のサービス網で対応してもらえますが、工務店独自の方式は施工した会社が対応窓口になります。会社の継続性まで含めて判断してください。

平屋に全館空調を入れる場合の費用と相性

平屋に全館空調を入れる場合の費用と相性

平屋と全館空調の相性は非常に良く、同じ延床面積なら2階建てより効率的に効きます。空気を上下階に運ぶ必要がなく、ダクトが短くて済むためです。

平屋の延床面積初期費用の目安年間電気代の目安
25坪80〜160万円6〜11万円
30坪100〜200万円7〜13万円
35坪110〜230万円8〜15万円
40坪130〜270万円10〜18万円

平屋で全館空調を成功させるポイント

  • 小屋裏空間を使ったダクト配置ができるため、天井高を犠牲にしにくい
  • 屋根面積が広い=日射の影響が大きいので、屋根断熱の強化が必須
  • ワンフロアで空気が回りやすく、エアコン1台方式でも成立しやすい
  • 南北に長い間取りは空気が届きにくいので、吹出口の配置を要確認

注意点は屋根からの日射です。平屋は2階建てに比べて延床あたりの屋根面積が約2倍になるため、屋根の断熱が弱いと夏場の冷房負荷が跳ね上がります。全館空調を検討するなら、屋根断熱の仕様を必ず確認してください。

全館空調と個別エアコン、どちらが得か

全館空調と個別エアコン、どちらが得か

費用だけで判断すると個別エアコンが有利です。ただし、快適性と将来の交換負担まで含めると評価は変わります。

項目全館空調個別エアコン(6台)
初期費用100〜300万円60〜100万円
年間電気代(35坪)8〜20万円6〜14万円
10年ごとの交換費用50〜200万円60〜100万円
メンテナンスフィルター清掃+ダクト点検各台のフィルター清掃
温度ムラほぼない廊下・洗面所は寒い
故障時の影響家全体が停止する1部屋だけ止まる

30年間の総コストで比較すると、全館空調が約400〜700万円、個別エアコンが約250〜400万円が目安です。差額の150〜300万円を「家中の温度が均一な快適性」に払う価値があるかが判断の分かれ目になります。

全館空調が向いている人

  • ヒートショックが心配な高齢者と同居している
  • 吹き抜けや大空間のある間取りにしたい
  • 断熱性能の高い家(UA値0.46以下)を建てる
  • 花粉やPM2.5を抑えたい(高性能フィルター付きの場合)

全館空調をおすすめしにくい人

  • 断熱性能にこだわらず、価格重視で家を建てる
  • 在宅時間が短く、使う部屋が限られている
  • 初期費用を1円でも抑えたい
  • 設備の交換費用を将来の負担に感じそう

メーカー別・全館空調の特徴まとめ

メーカー別・全館空調の特徴まとめ

Z空調(桧家住宅):初期費用の安さが魅力

市販エアコンベースのため導入コストは100〜150万円程度。他社の全館空調と比べて半額以下で導入できます。故障時も個別交換できるため、修理費用も抑えられるのがメリットです。

ただしダクト清掃の手間は避けられません。Z空調はダクト経路がシンプルなため清掃はしやすいが、カビの発生報告は5社の中で最も多くなっています。

さらぽか空調(一条工務店):床冷暖房の快適性

床からの輻射冷暖房で、エアコンの風が苦手な方に向いている。デシカント換気による湿度管理も優秀で、カビリスクが最も低い。電気代も5社中最安。

ただし一条工務店の家でしか採用できないため、メーカー選びとセットになります。また、冷房の効きがエアコン方式より緩やかなため、真夏に「もっとガツンと冷やしたい」という人には物足りない場合があります。

スマートブリーズ(三井ホーム):東芝製の本格派

全熱交換型で換気効率が高く、花粉やPM2.5の除去性能も優れている。空気質にこだわるなら最有力の選択肢です。

ただし本体価格が200〜300万円と最も高く、フィルター交換も年に数回必要。電気代も5社中で高い部類に入るため、トータルコストは覚悟が必要です。

エアシーズン(積水ハウス):大空間に強い

積水ハウスの大空間リビングとの相性が良く、吹き抜けのある家でも均一な温度を保てる。ただし電気代は5社中最も高く、ランニングコストの面では不利です。

エアロハス(パナソニックホームズ):バランス型

床下送風方式でダクト経路が短く、カビリスクが低い。電気代も中程度で、初期費用と性能のバランスが良い。パナソニック製の家電と連携できるスマートホーム対応も魅力です。

全館空調メーカー選びのポイント

  • 電気代重視 → 一条工務店(さらぽか空調)
  • 初期費用重視 → 桧家住宅(Z空調)
  • 空気質重視 → 三井ホーム(スマートブリーズ)
  • 大空間の家 → 積水ハウス(エアシーズン)
  • バランス重視 → パナソニックホームズ(エアロハス)

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全館空調の電気代は月いくらくらい?

35坪の家で月平均8,000〜15,000円程度。夏冬のピーク時は月2万円を超えることもあります。メーカーと断熱性能によって大きく変わるため、UA値0.46以下の家であれば月1万円以下に収まるケースも多い。

全館空調はカビが生えやすいって本当?

ダクト式の場合、冷房時の結露でダクト内にカビが発生するリスクがあります。住まぽちのデータでは利用者の約26%がカビを経験している。24時間運転を維持し、定期的にフィルター掃除をすることで予防できるが、完全にゼロにはできない。

全館空調を後付けすることはできる?

構造上かなり困難です。ダクトスペースの確保や断熱性能の確認が必要で、費用も新築時の1.5〜2倍かかる。全館空調を検討するなら新築時に導入するのが前提です。

全館空調が故障したらどうなる?

全室の空調が止まる。Z空調は市販エアコンベースなので個別交換可能だが、スマートブリーズやエアシーズンは専用機器のため修理に1〜2週間かかることもあります。真夏や真冬に故障すると生活に大きな支障が出るため、メンテナンス計画は必須です。

全館空調と個別エアコン、どっちが得?

電気代だけなら個別エアコンが安い場合が多い。初期費用も個別エアコン(3〜5台で30〜50万円)の方が圧倒的に安い。ただし「家中どこでも同じ温度」という快適性は全館空調ならではの価値。断熱等級6以上の家なら個別エアコンでも十分快適なので、家の断熱性能とセットで判断するのが正解です。

全館空調の冬の乾燥対策は?

加湿器の設置が必須。各部屋に置くか、全館加湿システムを追加で導入する方法があります。洗濯物の室内干しも湿度維持に効果的。デシカント換気を採用しているさらぽか空調でも、加湿器なしだと湿度40%前後にしかならないため、どのメーカーでも加湿器を用意してください。

全館空調のメンテナンス費用は年間いくら?

フィルター代が年間5,000〜10,000円、ダクト清掃が5年に1回で3〜5万円、本体の点検費用が年1回で1〜2万円が目安。10年間のトータルで15〜25万円程度を見込んでおくとよい。

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